奇蟲や爬虫類の餌にデュビアを与えてみようかな?
繁殖させたいけど簡単にできるかなあ?
でも飼育方法が分からない。
デュビアの餌は何がいいの?
飼育していると部屋がデュビア臭くならないかな?
分からないことばっかり・・・。
こんな疑問を解決します。
デュビアの紹介
デュビア:主に爬虫類の餌用ゴキブリです。
学名:Blaptica dubia(学名からデュビアと呼ばれています。)
和名:アルゼンチンモリゴキブリ
原産国:ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイ。
体長:約40mmから45mm。
食性:雑食性ですが草食傾向の方が強いですね。
寿命:オスが約1年・メスが約2年・ベビーが成虫になるまで約半年かかります。
卵:卵胎生といって、卵を産むのではなくて、お腹の中で卵を孵化させてから小さい子供を産みます。メスは生涯4回~6回ほど子供を産み、一回につき約30匹ほど出産します。
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デュビアのメリット・デメリットは?
メリット
デュビアはあまり臭くない
デュビアはレッドローチやコオロギより臭くない。
デュビアは生命力が強いので死なない
生命力が強い。死なない。最強の餌である。
餌切れや水切れ、乾燥に強く、死なないのでありがたい餌ですよ。
コオロギのようにバタバタと死なないので一度デュビアの繁殖と飼育にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
デュビアは繁殖が簡単
デュビアはレッドローチみたいに卵を産まないので卵の管理が不要。
デュビアは卵胎生なので、子供を産みます。卵の管理に気を使わなくていいので楽ちん。
デュビアは動きがゆっくり
デュビアは動きがゆっくりなので脱走しにくい。
レッドローチの早い動きが苦手な方も、デュビアならビビらなくて良いでしょう。
デュビアは飛べない
ご家庭に出現するゴキブリは飛んでくるのでビビりますよね。
デュビアもレッドローチもオスのみ羽があるんですが、飛ぶことはできません。
高い所から落とせばパタパタと滑空するだけでほとんど飛んでないようなものです。
メンテナンス中に飛んで逃げたってことはないので安心ですね。
デュビアは鳴かない
コオロギのように鳴かないのでうるさくないです。
私は虫の鳴き声が好きな方ですが、神経質な方は気になりますよね。
デュビアはツルツルの壁は登れない
ツルツルの壁を登れないので、脱走の心配不要。
しかし、ケースに傷や汚れが付いていると壁を登れるようになります。
脱走防止のためケースの蓋は網戸のネットなどを挟んで、しっかり脱走防止対策しましょう。
網戸張替用を見てみる。☟
デュビアはサイズの幅が大きい
SSサイズは約5mm程度で小さく、LLサイズなら40mmオーバーとでかいので、小さい蜘蛛から大きい爬虫類までいろんなペットに与えることができます。
デメリット
デュビアはレッドローチより臭くないだけで、死骸や与える餌の影響により臭う
デュビアはたしかに臭くないが、夏に死骸を放置したままだと臭いしコバエも湧きます。
繁殖させて数が増えると必然と死骸も増えるので、暑い時期は特に臭い。白菜やキャベツなど水分の多い野菜を与えると、湿った糞をするのでめちゃくちゃにおいます。
私は部屋が臭くなるが嫌なので特に死骸の処理は頻繁に行います。あと湿度は低くなるように調整しています。
デュビアは高湿度が苦手
デュビアは乾燥に強いですが、蒸れには弱い傾向があります。
湿度100%近くになると弱ってしまい最悪死んでします。通気性の良いケースで飼育しましょう。
床材に潜る
ペットたちがすぐ食べてくれればいいのですが、食べなかった場合にデュビアが床材に潜ってしまいどこにいるか分からなくなってしなうこと。ゴキブリがどっかに潜んでいる状態はなんか嫌じゃないですか?
食べなかったらすぐ出す。いっそ潜ってもすぐわかるように床材を薄く敷くかですね。
なかなか増えない
デュビアの数が少ないうちは子供たちが増えない。生まれてもゆっくり半年かけて成長するのでなかなか繁殖活動まで至らない。
動きがゆっくりなのでペットの反応がいまいち
私はタランチュラの餌によく与えますがゆっくりと動くので、タランチュラがんっ?餌か?あまり動かないぞ!ってなります。まっ最終的には食べてくれるのですが、レッドローチを野性むき出しで追いかける姿を見てた方がいいよね。
見た目がもろゴキブリ
オスは羽があるので、どう見てもでかいゴキブリですね。レッドローチよりゆっくりなのが救いです。
メスは羽が無いのででかいダンゴムシみたいだけどやはりゴキブリですね。
そのフォルムが無理って方は小さいレッドローチか餌用コオロギにしましょう。
デュビアアレルギーになる人がいる
人によってですが、デュビアを触ると手が痒くなる。または、糞などの舞い上がった粉塵を吸い込むと喘息の症状が出たり、くしゃみ、鼻水が出るなどアレルギー症状を発症する方がみえます。これは体質なのでしっかり対策をしましょう。ビニール手袋・マスク・防塵メガネが必要になります。
また、喘息気味になる方で花粉症を患っているかたは大変ですよね。かくいう私がそうなんです。
デュビアの粉塵は嫌なので換気しなきゃと思っても、花粉症の方は花粉シーズンになるとできるかぎり外の空気を入れたくないんです。
アレルギー症状が出ない方でも、デュビアの糞が舞い上がるのはなんか嫌じゃないですか?知らないうちにデュビアのう〇この粉を吸ってるの想像してみて下さい。空気絶対悪いです!
そんな方は、人や小さい虫たちに悪影響を及ぼす恐れがあるオゾンやイオン、次亜塩素酸をいっさい放出しないおすすめ空気清浄機がありますよ。8畳用で意外とリーズナブルなんです。私が実際使用して実績があるので興味のある方は下の記事へどうぞ。☟
デュビアの繁殖と飼育方法
デュビアの繁殖方法
結論から言いますね。
繁殖は基本放置でOK!ほんと簡単です。
デュビアはレッドローチみたいに卵を産まず、子供を産むので、卵の管理は不要。気付けば増えています。
もちろんオスとメスが必要なのは当然ですが、ベストな比率があります。オス2割:メス8割が良いでしょう。オスがモテモテ状態にしましょう。ハーレムいいなあ・・・。
デュビアの飼育のために用意するもの
飼育容器
デュビアを繁殖、飼育したいのであれば飼育容器の高さが約30㎝は必用です。
デュビアの隠れ家に登って脱走してしまわないようにするためです。
〇飼育容器でおすすめはNo,1収納ケースです。
大きくてデュビアの数が増えても十分対応できます。
ただし、通気口の穴があいていないので、通気性が悪く死んでしまいます。蓋の部分をカットして鉢底ネット(園芸用)を張り付ける加工が必要です。
おすすめ収納ケースを見てみる。☟
鉢底ネットを見てみる。☟
〇飼育容器でおすすめはNo,2大き目のプラケースです。
収納ケースのように加工が必要ないので楽ちん。収納ケースと比べると少し小さいですね。
プラケース特大を見てみる。☟
隠れ家
隠れ家におすすめなのが鉢底ネット(園芸用)。これを丸めて筒にして何個か作り重ねて使用します。
何度でも洗って使えるので便利ですよ。
鉢底ネットを見てみる。☟
次におすすめは卵の紙トレー
デュビアを繁殖している方はこの卵トレーを使用している方が多いのではないでしょうか。
でこぼこした起伏がデュビアの居場所になり落ち着くことができるので。繁殖にちょうどいいのです。
卵トレーを見てみる。☟
餌皿
餌皿を用意しましょう。
野菜などの餌を直接ケース内に入れると、糞と野菜の水分が混ざって悪臭発生するので止めましょう。
餌皿にする容器は100円均一のタッパーなどで良いでしょう。だだ深さがあるのでデュビアが入れるよう左右2か所ほどカットし、さらにヤスリでザラザラにしてあげることで小さいデュビアも入りやすくなりますよ。
パネルヒーター
関東より南であれば人間が暮らせる温度でも耐えることができますが、活性が無くなり繁殖活動をしなくなります。
できるならパネルヒーターで保温しましょう。
北陸や東北より北にお住まいの方は、温室に入れることをおすすめします。
逆に増えすぎて困る。といった悩みがあれば温度を低くすることで繁殖行動を控えることができますよ。
パネルヒーターを見てみる。☟
サーモスタット
デュビアの繁殖活動に適した温度は25℃~29℃です。
デュビアの健康と繁殖活動のために、サーモスタットで温度を一定に保ちましょう。
夏場はエアコンで冷えすぎるので年中サーモスタットとヒーターは使用した方がいいですね。
サーモスタットを見てみる。☟
温度計・湿度計
温度・湿度計を見てみる。☟
床材は必用?
良くデュビアの臭い対策としてくん炭(お米の皮を炭にした園芸用品)を入れると消臭効果があると言われていますが、私が試した結果、効果は入れたときだけでした。
掃除するときにデュビアの子供とくん炭を分けなければいけないのでうっとうしい。床材は必用ありません。
餌
デュビアは草食がメインの雑食性です。
餌も植物性を中心に与え、たまに動物性の餌を与えましょう。
水分補給は野菜や昆虫ゼリーのみで十分です。
注意:デュビアに与えてはいけない餌があります。
もっと詳しく書いた記事がありますので、こちらへどうぞ。☟
デュビアの飼育方法
温度と湿度
温度:デュビアの繁殖活動に適した温度は25℃~29℃です。
湿度:デュビアは蒸れが苦手です。できる限り乾燥ぎみにしましょう。
餌やりの頻度
デュビアは飢えに強いので毎日餌を与える必要はないと思っています。
毎日与えると常にお腹が満腹状態になるので、食べきれなかった野菜などが残ってしまい不衛生になるからです。
私は3日に一回、その日に食べきれる量を与えています。お腹がすいているので一気にえさが無くなり食べ残しを処理する必要がないので楽ちんですよ。
ケースの掃除
掃除の頻度は2週間に一度で十分ですが、中には3週間~2か月でいいよってかたもみえます。が、臭いのを放置するのはよくないので、臭いが気になったらちゃんと掃除しましょう。
私は気管支が弱いので糞の掃除には次に紹介する塗装用マスクを使っています。メーカーが大手3Mなので信頼性抜群ですよ。
防塵メガネを見てみる。☟
デュビアの飼育方法:注意すること
×増えすぎたデュビアを野外に逃がす。レッドローチが野生化しています。
国内のある河川敷で野生化したと思われるレッドローチが見つかりました。
もちろん日本に生息していないので外来種となります。
推測では、飼育者が捨てたか、脱走したかでしょう。
今後野生化して外来種扱いになり、デュビアやレッドローチが繁殖・飼育できなくなったら大変です。
絶対に逃がしたり、脱走させないよう注意しましょう。
×部屋に日本のゴキブリがでたら、とっさに殺虫スプレーを使ってしまうこと。
反射的におりゃ~ってスプレーしては大変。他の虫たちにも影響しますよ。
もしやっちゃったら窓全開!
×デュビアに水をスプレーして加湿すること。
デュビアの必要とする水分は野菜や昆虫ゼリーで十分。糞が湿って悪臭も元になります。
×めんどくさいからレッドローチとデュビアを一緒のケースで飼育すること。
レッドローチは動物性の餌も大好物なので共食いをします。デュビアの子供を食べちゃうかも。
管理しにくいので止めましょう。
デュビアが臭い!臭い対策を紹介
デュビアも数が増えるとニオイます。
植物性の餌・通気性・くん炭や炭・消臭剤等、私が実際に対策してみたけど完璧ににおいを消すのは不可能でした。しかし、一番効果があった最終手段が一つだけあります。気になる方は下の記事へどうぞ。☟
デュビアの繁殖と飼育方法を紹介・まとめ
いかがだったでしょうか?デュビアの繁殖は基本放置で簡単ですよ。
食べさせる餌・温度に注意すれば誰でも簡単に繁殖できます。
ぜひ、虫や爬虫類、両生類の餌として繁殖、飼育にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
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