ローズヘアータランチュラはかわいいぞ!飼育方法を紹介・値段は?

ふわふわモコモコでちょっと小柄。ローズヘアータランチュラはとってもかわいいですよ。

威嚇しない・走らない・丈夫・綺麗・餌を頻繁に与えなくても全然平気・刺激毛は持ってるけどほとんど飛ばさない・でかくならないので初心者にも抵抗なく飼育できる。いいとこばかり。

欠点を言うなら、動かないし食べない。

他の方はつまらないと言いますが、私はそう思いません。飼育しているだけで嬉しいんですよ。手のかからないペット最高じゃないですか。

それではローズヘアータランチュラの飼育方法を詳しく紹介していきます。

目次

ローズヘアータランチュラの紹介

  • 学名:Grammostola rosea(頭の部分がバラのように綺麗なことからローズヘアーと呼ばれています。)
  • Grammostola属(グラモストラ属)
  • 生息地:チリ
  • 地表棲:土に潜らないので、いつでも姿を観察できる。
  • 体長:約6㎝・レッグスパン:12㎝程度と他のグラモストラ属より小柄です。
  • 飼育温度:25℃から29℃
  • 湿度環境:乾燥地帯に生息している蜘蛛なので、乾燥ぎみに飼育しましょう。
  • 刺激毛:持ってるけど、ほとんど飛ばさない。
  • 成長速度:ゆっくり。
  • 別の種類に赤みの強いチリアンローズという種類もいます。飼育方法は同じです。
  • 飼育しやすさ:おとなしくて丈夫なので、初心者でも飼育しやすい種類ですよ。
  • 毒性:死に至るほどタランチュラの毒は強くはないけど、人によって症状は様々。アラフィラキシーショックになっては大変です。大人しいからといってハンドリングは絶対しないで下さい。
  • 希少性:生息地のチリからの輸出が規制されて以来、希少性が高くなっています。
  • 寿命:15年以上と長寿。
  • 餌食い:食が細くあまり食べない。

ローズヘアータランチュラの飼育に必要な物

ローズヘアーの飼育ケース

ローズヘアータランチュラは地表棲なので、それほど高さのいる容器は必要ありません。

タランチュラがカッコよく見える爬虫類用飼育ケースがおすすめですね。

中にはタッパーやプラスチック容器で飼育する方もみえますが、タランチュラが安っぽく見えるので私はおすすめしません。

爬虫類用飼育ケース(アクリル製)

アクリル製飼育ケースのメリットは、透明度が高い・軽い・高級。

●おすすめ。三晃商会 SANKO レプタイルボックス サイズ:幅20×奥行30×高さ15㎝

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爬虫類用飼育ケース(ガラス製)

ガラス製のメリットは傷が付きにくいこと。デメリットは重い。

●グラスゾーン 20WH サイズ:幅22×奥行22×高さ20.5㎝

プラケース

爬虫類用のケースはちょっと値段が高いな。そんな方にはプラケース

メリットは安い。デメリットは小傷が付きやすい

●クリアースライダー【ラージ】 サイズ:幅26.7×奥行18.7×15.9㎝ 

注意:コバエの侵入防止のために小さい穴しかあいてないので、通気性を確保するため、サイド上部にドリルで穴を開けるか、熱したドライバーや半田ごてで溶かして開けましょう

穴を開ける注意点蓋の部分を熱で溶かして穴を開けると蓋全体が歪んでしまい。開閉(スライド)できなくなるので、ケース本体の上部に穴を開けましょう。また、サーモスタットを使用するのであれば、センサーを入れる穴も一緒に開けておくと便利ですよ。

●プラケース(小)サイズ:幅15.5×奥行23×高さ17㎝

床材

ローズヘアーの飼育には、床材を敷きましょう。厚みは2センチ~3センチで十分

天然素材を中心に作られたジョジョサンドという便利なタランチュラ専用の土があります。安心して使えるのがメリットですね。

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水入れ

タランチュラは結構水を飲みます。

水を切らさないよう注意。

タランチュラがひっくり返さないよう安定した爬虫類用の水入れをおすすめします。

保温器具

一年中エアコンで室内温度を一定に保つ方法が一番ですが、無理であれば温室を用意しましょう。

温室の保温は園芸用ヒーターがおすすめです。サーモスタットとセットで使用しましょう。設定温度を一定に保ってくれるので管理がすごく楽。

注意:ケースの底を、爬虫類用の底面パネルヒーターで温めると、床材の水分が蒸発して湿度が高くなり危険です。

温室保温の記事を見てみる。☟

温度湿度計

飼育温度は25℃~29℃、湿度は70%以上にならないよう注意して下さい。

床材がべたべたでは蒸れてローズヘアーに負担がかかります。

温度湿度計でこまめにチェックしましょう

洗浄瓶

霧吹きは絶対使わないでね。シュってやるとタランチュラがびっくりします。

洗浄瓶でそっと水を入れましょう

長めのピンセット

餌を与える時、タランチュラとの距離を確保するため、長いピンセットが便利

噛まれた時のために毒吸引器

万が一噛まれた時に絶対必要です。常備しましょう。

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刺激毛を飛ばされた時やペットの臭いを消臭するための空機清浄機

グラモ属はめったに刺激毛を飛ばしませんが、脱皮前に刺激毛をこすり床材に散らす習性があります。床材交換時、少しの風でも部屋中に刺激毛が飛散する可能性もあります。エアコンや扇風機のスイッチは切りましょう。

刺激毛の飛散、ペットや餌虫など独特の臭いが気になるので窓を開けたいところですが、寒い時期は室温が下がってしまうので無理ですよね。脱走の心配もあります。よって、常に空気清浄機を稼働させた環境が一番です。

私が実際使用し自信をもっておすすめする空気清浄機は、除菌、消臭もできてペットに悪影響を及ぼすオゾン・イオン・次亜塩素酸をいっさい放出しない安全な空気清浄機フジコーのブルーデオ一択です

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餌用コオロギかレッドローチを与えましょう。

デュビアは大きくなってしまうのと、動きがゆっくりなので反応が悪いからおすすめしません。

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ローズヘアータランチュラの飼育方法

床材の交換頻度

1か月から2か月に1回、1/3ずつ交換しましょう

いっきに全部交換はしないで下さい。タランチュラは環境の変化を嫌います。私がストレスに対して無知だったころ、床材交換で負担をかけてしまい脱皮不全で〇んでしまった経験があります。

餌を与える頻度は?

食がそもそも細いタランチュラなので、アダルトであれば二週間に一回与え食べなかったらまた二週間後で十分です。2か月に一回でも生きていられるほど。

ただし水だけは絶対切らさないこと。

全然食べなくなったら

全く食べなくなった場合でも心配無用。単に食べたくないからです。

過酷な環境で生息しているタランチュラなので、絶食モードに入ると食べない日が続きます。二週間間隔を開けたら餌を与え、食べなければ餌を回収する繰り返し。それが面倒であれば3週間間隔でも十分。脱皮前になると半年から1年は食べません。

脱皮はどうやってするの?

タランチュラの脱皮は仰向けになって脱皮をします

最初見たときは〇んだ?と思ってびっくりしました。

脱皮モードに入ったら絶対にいじってはダメ。

心配なのは、たまに脱皮の下手な子がいます。

それはうつぶせ状態で脱皮を初めてしまう子です。高い確率で脱皮不全となります。そうなったらそ~っと仰向けにしてやって下さい。自然界では不器用な遺伝子を持つ子は生きていけないので子孫を残さないようになっているのですが、自分のタランチュラは〇んでほしくないですよね。私も脱皮不全で悲しい結末になってしまったことがあります。

脱皮後は体がふにゃふにゃなので、体がある程度固まるまで仰向けの状態でだら~んとしています。アダルトサイズになると一日以上動きません。決して弱っているのではありません。無理に反対向きにすると脚が曲がってしまったり最悪〇にます

タランチュラがお星様になってしまう原因の一つが脱皮不全。命がけなんです。

注意すること

脱走させない

タランチュラは毒を持っています。また餌用コオロギやレッドローチが日本で繁殖が確認されました。絶対脱走させないよう注意して下さい

ハンドリングは絶対ダメ

万が一噛まれたら大変。アラフィラキシーショックになる可能性もあります。タランチュラは観賞用ペットです。

絶対にハンドリングはしないで下さい

自然界の虫は与えないでね。

自然界で捕獲した虫は消毒剤などを食している可能性がある。また寄生虫や寄生しているダニも心配なので、絶対に与えないこと

餌用コオロギやゴキブリに与える餌にも注意

餌用のゴキブリやコオロギは雑食で刺激物や加工物が入っていても、構わず何でも食べてしまいます。食べたものはそのままタランチュラの栄養になります。間接的にタランチュラの体内に吸収されてしまうので与える餌にも注意が必要

ローズヘアーの値段は?

2023年現在で、ベビー:約5000円・アダルト:約2万円から3万円。

ローズヘアータランチュラはかわいいぞ!飼育方法?値段?まとめ

ローズヘアータランチュラの飼育に必要な物?飼育ケース・床材・水入れ・保温器具・温湿度計・洗浄瓶・長めのピンセット・毒吸引器・餌

ローズヘアーの飼育方法?:床材は1か月から2か月に1回、1/3ずつ交換しましょう。餌を与える頻度は、アダルトであれば二週間に一回与え食べなかったらまた二週間後で十分です。餌を全く食べなくなった場合でも心配無用。単に食べたくないからです。

ローズヘアーの値段は?:2023年現在で、ベビー:約5000円・アダルト:約2万円から3万円。

威嚇しない・走らない・丈夫・綺麗・刺激毛はほとんど飛ばさない・でかくならない、いいとこばかりのローズヘアーは初心者におすすめです。

ゆっくり・まったり飼育しましょう。

注意:脱走させない。ハンドリングは絶対ダメ。そこらへんの虫は与えないで。与える餌のエサにも注意が必要

ペットは責任を持って最後まで飼育しましょう。

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