

オオケマイマイを捕まえたけれど、
「何を食べるの?」
「どんなケースで飼えばいい?」
「乾燥させないためにはどうすればいい?」
オオケマイマイは、湿度を保てる飼育ケースを用意し、キュウリやニンジンなどの野菜を与えることで飼育できます。
この記事では、私が実際にオオケマイマイを飼育した経験をもとに、飼育ケース・床材・餌・湿度管理など、飼育に必要なポイントを紹介します。
また、オオケマイマイの生息地や絶滅危惧種への指定状況、販売についても解説します。
オオケマイマイとは?






オオケマイマイは、殻の周囲に生えた毛が特徴的なカタツムリです。
殻の直径は約20mmほどで、レンズのような形をしています。
私がオオケマイマイを見つけたのも偶然でした。
公園の桜の木の根元にいたり、草刈りをしていたときに石垣に付いていたりと、身近な場所で出会うことがあります。
オオケマイマイの特徴
- 和名:オオケマイマイ
- 学名:Aegista vulgivaga vulgivaga
- 殻の大きさ:約20mm
- 特徴:殻の周囲に毛がある
- 活動時期:春~秋
- 餌:キュウリ・ニンジンなどの野菜
「毛の生えたカタツムリを見つけた」という場合、オオケマイマイかもしれません。
オオケマイマイの飼育方法


オオケマイマイは、乾燥させないことが飼育のポイントです。
私は、プラケースに湿らせたキッチンペーパーを敷いて飼育しています。キッチンペーパーは汚れたときに交換しやすく、掃除も簡単です。
繁殖を考えている場合は、床材にミズゴケを使用する方法もあります。
- ケース内は乾燥させないようにします。床材が乾いてきたら、洗浄瓶などで水分を補給します。ただし、水浸しにする必要はありません。
- 汚れた床材は早めに交換します。オオケマイマイは糞をするため、飼育を続けていると床材が汚れてきます。汚れを放置せず、清潔な環境を保ちましょう。
- 餌は浅い容器に入れて与えます。野菜などを床材に直接置くと、傷みやすく掃除もしにくくなります。浅い餌皿を使うと、食べ残しを取り除きやすくなります。
- 飼育温度は基本的に常温で管理しています。極端な高温・低温にならないよう、直射日光の当たらない場所で飼育しましょう。
また、カタツムリの殻の形成にはカルシウムが必要です。私はカルシウム源として卵の殻を入れています。


※注意:カタツムリやナメクジなどの陸産貝類は、寄生虫を保有している可能性があります。野外で採集した個体を触った後は、必ず石けんで手を洗いましょう。


オオケマイマイの飼育に必要な物


オオケマイマイを飼育するために、特別な設備をたくさん用意する必要はありません。
私が実際に飼育していて必要だと感じたのは、飼育ケース・床材・湿度管理に使う洗浄瓶・餌を入れる容器です。
ただし、餌を入れる容器はペットボトルのキャップなどでも代用できます。カルシウム源も卵の殻を利用できるため、最初からすべてを購入する必要はありません。
ここでは、私が実際に使っているものと、オオケマイマイの飼育であると便利なものを紹介します。
- 飼育ケース:湿度を保ちやすく、観察しやすいケース
- 洗浄瓶:ケース内の乾燥を防ぐために使用
- 床材:湿らせたキッチンペーパーまたはミズゴケ
- 餌を入れる容器:野菜を床材に直接置かないために使用
飼育ケース


オオケマイマイは乾燥に弱いため、私は、乾燥しにくく、掃除や観察がしやすいケースを選んでいます。
私はコバエシャッター タイニーを使用しています。
105×105×93mmほどの小型ケースなので、オオケマイマイのような小さなカタツムリをコンパクトに飼育できます。実際に私が使ってみても、置き場所を取らず、ケースの中を観察しやすいので使いやすいと感じています。
オオケマイマイを1匹から少数飼育するなら、まずはこのくらいの大きさのケースから始める方法があります。
私が実際に使用している飼育ケースはこちらです。
湿度調整には洗浄瓶を使用
オオケマイマイの飼育では、ケース全体を濡らす必要はありません。
床材が乾いてきた部分に少量ずつ水を加えればよいため、私は霧吹きではなく洗浄瓶を使っています。
洗浄瓶なら水を狙った場所に少量ずつ出せるので、床材の状態を見ながら加水量を調整できます。
「オオケマイマイの床材を乾燥させたくないけれど、霧吹きでケース全体を濡らしたくない」という方には使いやすい方法です。
私が実際に使っている、オオケマイマイの湿度管理に便利な洗浄瓶はこちらです。
床材
普段の飼育ならキッチンペーパーで十分です。
私は普段の飼育ではキッチンペーパーを使っています。
一方、繁殖を考えて床材を選びたい場合には、ミズゴケを使う方法もあります。
そのため、オオケマイマイを普通に飼育するだけなら、最初からミズゴケを購入する必要はありません。
「繁殖用にミズゴケを使ってみたい方はこちら」
ミズゴケを見てみる☟
餌を入れる容器
キュウリやニンジンなどの野菜を与えるときは、床材に直接置かず、浅い容器に入れて与えると掃除が簡単です。
私は、ペットボトルのキャップのような浅くて小さな容器を餌皿として利用しています。
餌を食べ終わったら容器ごと取り出せるので、食べ残しによる汚れを減らせます。
この程度の容器なら、わざわざ専用品を購入する必要はありません。
カルシウム源
カタツムリの殻を形成するためにはカルシウムが必要です。
私は卵の殻を利用しています。卵の殻をよく洗って乾燥させ、細かくしてケース内に入れておけば、カルシウム源として利用できます。
そのため、カルシウム源については、専用商品を購入しなくても家庭にあるものを利用できます。
オオケマイマイの飼育で、最初からたくさんの商品を買いそろえる必要はありません。まずは飼育ケース・床材・霧吹き・餌を入れる容器を用意すれば、飼育を始めやすいでしょう。
オオケマイマイの飼育で私が実際に使っている物
私が実際に使用しているものは次の3つです。
・飼育ケース → コバエシャッター タイニー
・湿度管理 → 洗浄瓶
・繁殖用の床材 → ミズゴケ
ただし、普段の飼育なら床材はキッチンペーパーでも十分です。
ミズゴケを見てみる☟
オオケマイマイの生息地・絶滅危惧種への指定・販売状況
オオケマイマイの生息地は?
オオケマイマイは、本州や四国に分布しているカタツムリです。
愛媛県レッドデータブックでは、県内では四国中央市に分布し、県外では本州と四国(高知県を除く)に分布するとされています。
生息環境は、低山の林内にある草本や落ち葉の下、社寺などの石垣周辺などです。
オオケマイマイは絶滅危惧種?
オオケマイマイは、地域によってレッドリストでの扱いが異なります。
愛媛県のレッドデータブックでは、オオケマイマイは絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されています。愛媛県では生息地が少なく、森林の荒廃や植林による環境の変化などによって減少しているとされています。
ただし、愛媛県のレッドデータブックには、オオケマイマイは本州などでは特に珍しい種ではないとも記載されています。そのため、「オオケマイマイは日本全国で絶滅危惧種である」と一括りにするのではなく、地域によって状況が異なると考えたほうがよいでしょう。
オオケマイマイは販売されている?
オオケマイマイは、一般的なペットショップでいつでも購入できる種類ではありません。
販売状況は時期やショップによって変わるため、購入を考えている場合は、その時点で販売されているかを確認する必要があります。
また、野生のオオケマイマイを見つけた場合は、生息地域によって保全上の扱いが異なる可能性があるため、採集する前に地域のルールや最新の情報を確認することをおすすめします。
なお、愛媛県のレッドデータブックでは、オオケマイマイの分布域は広く、本州などでは特に珍しい種ではない一方、愛媛県では生息地が少なく減少しているとされています。
オオケマイマイの飼育方法まとめ


- 飼育ケース:プラケースなど、オオケマイマイが動き回れる飼育ケースを用意します。
- 床材:湿らせたキッチンペーパーを敷いて飼育できます。繁殖を考える場合はミズゴケを使う方法もあります。
- 湿度管理:床材が乾いてきたら、洗浄瓶などで少量ずつ水を加えて湿度を調整します。水を入れすぎて過湿にしないことも大切です。
- 餌:キュウリやニンジンなどの野菜を、床材と直接触れないよう浅い容器に入れて与えます。
- カルシウム源:私は卵の殻を利用しています。必ずしも専用のカルシウム用品を購入する必要はありません。
オオケマイマイの飼育では、特別な設備をたくさん用意する必要はありません。飼育ケース・床材・餌・湿度管理ができれば、比較的シンプルな環境で飼育できます。
私自身も実際にオオケマイマイを飼育しながら、飼育ケースや湿度管理の方法を試しています。これから飼育を始める方は、まず必要最低限のものを用意して、オオケマイマイの状態を見ながら環境を調整してみてください。


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