黒くてカッコいい、カラスヘビを飼育してみたいなあ。
値段はいくらくらいかな?
販売先は?
毒性はあるの?
飼育に必要な物は何?
餌は何を与えるの?
こんな悩みを解決します。
それではカラスヘビの紹介から解説していきます。
カラスヘビの紹介
- カラスヘビとは:実はシマヘビの黒化型。簡単に言うとシマヘビの黒いやつ。
- 爬虫綱:有鱗目:ヘビ亜目:ナミヘビ科・ナミヘビ亜科:ナメラ属
- 分布:北海道・本州・四国・九州
- 全長:100㎝~200㎝
- どこにいるの?:山林・草原・河川敷・水田・・・どこにでもいる。ただし、シマヘビより個体数は少ないのでなかなか出会えない。
- 食性:カエル・トカゲ・ネズミ・小鳥など。
- 寿命:約10年
- 生態:昼行性の地表棲。木にはあまり登らない。泳ぎが得意で沼や水田、河原などの近くでよく見かけます。気温が15℃以下になるころ冬眠をします。
- 性格:荒い。触ろうとすると尻尾をガラガラヘビのように震わせ、近づくと向って飛んできます。私のカラスヘビは自然採取ですが、意外と大人しくハンドリングも平気です。個体により性格も様々ですね。
値段?販売?毒性?
値段
\5,000~\10,000とシマヘビに比べると少し高め。
どこで販売されてるの?
爬虫類はネット販売できないため、爬虫類ショップで購入することになります。
爬虫類ショップのホームページで生体の在庫状況を検索してみましょう。
毒性はあるの?
シマヘビは毒を持っていません。よって毒性は無し。
野生のシマヘビに噛まれると破傷風になると言われますが、以前、爬虫類専門で診ていただける病院の先生にお聞きしたところ、よほど不衛生(牛舎や豚小屋など糞が多い場所など)な場所で生息している蛇に噛まれない限り大丈夫と言われました。
しかし、野生のヘビは色んな菌や寄生虫を宿しているので、触ったら必ず手を洗い、噛まれたら消毒をして下さい。心配な場合は病院へ行きましょう。
カラスヘビの飼育方法
- カラスヘビのケージ:前面が扉になっている爬虫類用のケージが適しています。水槽は上部からメンテナンスをすることになり保温器具や蓋などを移動する必要があるので不便です。
- 飼育温度:25℃~28℃。常温でも飼育できますが、気温が低くなると冬眠します。室内で一定の低い温度を維持し、飼育下で冬眠させるのはハードルが高くなってしまいます。よって、冬は保温器具で保温し冬眠させない方が無難です。また、夏場はエアコンで28℃以上にならないよう一定の温度を保ち、一年中観察できる状態が理想です。
- 湿度も必要:脱皮をするためには湿度が必要になります。全身がすっぽり入る大きさの水入れを入れてあげましょう。カラスヘビは水に入るのが大好きです。
- ケージ内を掃除する場合:噛まれることを想定し、嚙みつき防止手袋をすると安全。
- 餌やりの頻度:3日~4日に1回程度。普段じっとして動かないのに、お腹がすくと餌を探すように舌を出し入れし、動き回るので分かりやすいです。
飼育に必要な物は?
カラスヘビの飼育に必要な物。
ではそれぞれ紹介していきます。
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爬虫類用飼育ケージ
ヘビのケージの大きさは、とぐろを巻いた状態の3倍程度と言われています。
カラスヘビは幅60㎝以上のケージが必要になります。
それでは、おすすめ順に紹介していきます。
GEX EXOTERRA グラステラリウム 6030
爬虫類ショップへ行くとグラステラリウムシリーズがよく使われています。やはりメンテナンスが楽で扱いやすいからでしょう。前面が観音開きになり掃除や餌を与えるのに非常に便利です。
幅61.5㎝×奥行46.5㎝×高さ33㎝と安定性のあるケージです。シマヘビはあまり高さを必要としないので、このサイズが一番おすすめです。
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GEX EXOTERRA グラステラリウム 6045
幅61.5㎝×奥行46.5㎝×高さ48㎝と高さのあるケージです。流木や観葉植物を入れるなど、テラリウムで立体的に飼育したい場合におすすめです。
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大型プラケース
コストを控えたい方は、大型プラケース。幅56㎝×奥行30.5㎝×高さ25.8㎝とやや小さいですが、爬虫類用ケージと比べればかなり安い。
しかし、デメリットがあります。蓋部分に取り付ける上部取り付け型のヒーターは高温になるため、蓋が溶けてしまい危険なので使えません。温度管理をエアコンで部屋全体を温めて飼育する場合はプラケースでも良いです。あと、蓋のロックが弱いため脱走の心配がある。また、見た目が昆虫用プラケースなので安っぽい。
以上。これを理解したうえで購入するのであれば安くて良いケースです。
あまりおすすめしない60㎝水槽
あまりおすすめしない理由は、蓋が付属されていないためです。
既製品の蓋のほとんどが水槽の上に置くだけなので、脱走防止に蓋を外れないよう補修する必要があります。DIYに自身のある方はどうぞ。
保温器具
カラスヘビの最適温度は、25℃~28℃。
冬場はヒーターとサーモスタットで温度調整しましょう。
夏は涼しい場所で飼育するか、エアコンで29℃以下に設定する必要があります。
上部設置型ヒーター
〇保温器具はエキゾテラケージ専用、ケージ上部に乗せるだけ、エキゾテラ ヒーティングトップMを推奨します。幅25.6㎝×厚み2.8㎝×奥行16cm
注意:プラケースは熱に弱いのでヒーティングトップMは使用できません。
おすすめ ヒーティングトップMを見てみる。☟
パネルヒーター
高さのあるケージで飼育すると、ケージの下にいるヘビが温かくならない場合もあります。その場合、底面や背面からパネルヒーターで温めると効率よく保温できます。
〇底面を温める場合は、底全体を温めると、ヘビにとって暑い場合、逃げ場がないので半分以下の面積を温めましょう。また、水入れの下に敷くと水がお湯になってしまうので注意して下さい。
おすすめはピタリ適温プラス 2号 幅22㎝×厚み0.1㎝×高さ25cm
おすすめ 底面用パネルヒーター ピタリ適温プラス2号を見てみる。☟
〇ケージの背面を温める場合はヘビに影響がないので、大きいパネルヒーターで効率よく保温しましょう。本体サイズ 幅25㎝×厚み0.1㎝×高さ43cm
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サーモスタット
〇温度を一定に保つため、また熱くなりすぎないようサーモスタットが必要になります。
サーモスタット推奨品はこちら。ヒーティングトップと同メーカーで相性抜群。エキゾテラ イージーグローサーモ。
温度計・湿度計
温度・湿度を管理するため、必ず設置しましょう。
水入れ
カラスヘビは脱皮するために湿度が必要となります。よって、全身が水につかる大きさの容器が必要です。水浴びと水分補給の両方を兼ねることができるので便利ですよ。
床材
床材のおすすめはわんちゃん用のペットシート。
素早く糞の水分を吸収し、糞で汚れたシートを取り出し、可燃ごみに捨てることができるので非常に便利。
おすすめ Amazonブランド売れてるランキング上位ペットシーツ 幅59㎝×奥行44㎝。
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ペットシーツは見栄えが嫌という方は、ヤシガラチップがおすすめ。水で湿らせてあげると湿度確保にも役立ちます。
爬虫類用ピンセット
歯や顎を痛めにくい竹製ピンセットをおすすめします。本体サイズ 長さ28㎝×幅3㎝×高さ1.8cm
嚙みつき防止手袋
噛みつき防止手袋(ペットグローブ)を使うと、安全に掃除できます。
餌は何を与えるの?与える頻度は?
カラスヘビの餌は、冷凍マウスが一番。
栄養バランスが良く、冷凍マウスのみで飼育できます。
野生のカラスヘビはニホントカゲやカナヘビ、カエルをメインに食べてきた個体はなかなか冷凍マウスに餌付かない場合があります。私のカラスヘビもそうでした。庭でカナヘビの尻尾を自切りしていただき(ごめんね)、尻尾の血をマウスに付けてみたら食べてくれました。
爬虫類ショップで餌用のカエルを食べさせてみて、食べるようであれば、臭いをマウスに付けて(カエルをマウスにこすりつける)与えて下さい。
餌を与える頻度は?アダルトサイズになるとだいたい冷凍マウスの消化に3~4日かかり、糞をします。その後お腹が減るとそわそわと動き回るので給餌のタイミングとなります。よって3~4日に1回。幼体であれば餌が小さいので2~3日に1回程度。
注意:脱皮前は体の色が薄くなり。元のシマヘビの縞がうっすら見えてきます。そうなると餌を食べなくなります。
冷凍マウスの解凍方法:ビニール袋に入れた冷凍マウスを、40℃程度のお湯で解凍します。ゆっくりと解凍するのがコツで、中身が半解凍のまま与えないよう注意して下さい。お湯が冷めてしまった場合は、マウスも冷たい状態なのでヘビの食いつきが悪くなります。再度温め直して与えましょう。
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カラスヘビはくさい?
爬虫類のにおいの原因は、糞です。
つまりメンテナンスを怠るとやはりにおいます。
いつするか分からない糞、排泄したらすぐに掃除することも無理。爬虫類を飼育する場合、多少はにおいを覚悟する必要があります。
気にしない方はいいですが、においに敏感な方はくさいと感じるかもしれませんね。
いろんな消臭スプレーや床材がありますが、100%消臭は不可能でしょう。
私が実際使用してみておすすめする方法が1つだけあります。
それが、量によっては人やペットに有害なオゾン・イオン・次亜塩素酸をいっさい放出せず、宇宙ステーションで実績のある、日本製の空気清浄機(フジコーの光除菌ブルーデオ)を使った消臭です。下記記事で紹介しているのでぜひご覧下さい。☟
カラスヘビ 飼育 まとめ
カラスヘビはシマヘビと比べ、個体数が少なくなかなか出会う機会が少ないヘビです。飼育したいのであれば、爬虫類ショップで探す方法が一番早いです。
真っ黒のカラスヘビは、とてもカッコよく魅力的なヘビですよ。
カラスヘビの飼育に必要な物 お買い物リスト
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GEX EXOTERRA グラステラリウム 6045
幅61.5㎝×奥行46.5㎝×高さ48㎝と高さのあるケージです。流木や観葉植物を入れるなど、テラリウムで立体的に飼育したい場合におすすめです。
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