【ミヤマクワガタ 飼育】エサ?産卵?幼虫マットおすすめ?

ミヤマクワガタの飼育方法が知りたいな。
ミヤマクワガタに種類はあるの?
飼育に必要な物は何?
餌は何がいいのかな?
産卵方法は?
幼虫のおすすめマットは?
分からないことがいっぱいあるなあ・・・。

こんな悩みを解決します。

それではこの記事で、ミヤマクワガタの紹介、飼育に必要な物と飼育方法、産卵から孵化、幼虫の飼育、蛹から羽化まで、ミヤマクワガタの全てを知ることができるよう解説していきますね

目次

ミヤマクワガタの紹介

ミヤマクワガタのオス
ミヤマクワガタのメス
  • 和名:ミヤマクワガタ
  • 名前の由来:深山と書いてミヤマと読む。奥深い山に住むクワガタムシでミヤマクワガタ
  • 学名:Lucanus maculifemoratus
  • 昆虫網:コウチュウ目:クワガタムシ科:ミヤマクワガタ属
  • 分布:日本全国に広く分布しています。特に北海道、本州、四国、九州などで見られます。
  • 大きさ成虫のオス(約30㎜~78㎜)・成虫のメス(約25㎜~45㎜)
  • 体色:黒褐色から赤褐色。
  • 生息場所:人里から離れた山地。
  • 成虫の発生時期:5月~10月で、発生がもっとも多いのが7月ごろ。
  • 成虫の活動時間帯:主に夜行性で、木の割れ目や穴に潜んでいるが、日差しを遮る木陰であれば、日中でも活動する。
  • 寿命成虫で活動開始してから2~3ヶ月ほど。
  • 成虫は越冬するの?:活動開始した成虫は10月ごろまでに〇んでしまうので、越冬しません。
  • 野生では何を食べてるの?:広葉樹(クヌギ・コナラ・カシ等)の樹液。
  • 産卵:メスは交尾後、大顎で朽木に穴を開け、7月~8月に産卵します。
  • 孵化までの日数:気温が25℃の場合、卵が産卵されてから孵化するまでの期間は平均24日程度です。
  • 幼虫の期間:約2年。
  • 羽化:サナギになってから約1ヶ月ほどで羽化し、成虫になる。

ミヤマクワガタの種類

日本のミヤマクワガタは2種類います。

①ミヤマクワガタ

  • 上記

②イズミヤマクワガタ

  • 学名: Lucanus maculifemoratus adachii
  • 分布: 伊豆諸島の伊豆大島・神津島・新島・三宅島・利島に生息しています。

ミヤマクワガタの飼育・幼虫とサナギの飼育に必用な物は?【おすすめ商品を紹介】

ミヤマクワガタの飼育に必要な物

ミヤマクワガタの飼育に必要な物、おすすめ商品を紹介します。

Amazon ミヤマクワガタ 成体・幼虫販売 全て見てみる>>>

それでは順位に紹介していきます。

① ミヤマクワガタ 飼育ケース おすすめ

ミヤマクワガタは活動的な昆虫なので、30cm x 20cm x 20cm程度のケースが理想的です。

飼育していると、必ずと言っていいほどコバエがケース内に湧きます。おすすめケースは、コバエが入らない、コバエシャッターシリーズです。

飼育と産卵の両方兼用できる、コバエシャッター中(29.8㎝×19.5㎝×21㎝)をおすすめします。☟

Amazon 昆虫ケース ★★★★以上全て見てみる>>>

ミヤマクワガタの飼育に必要な物リストに戻る☝

② ミヤマクワガタ 床材(産卵マットも兼ねる) おすすめ

クワガタ専用のマット(クヌギやコナラでできたマット)を入れましょう。産卵木から出てきてもマットが餌となります。※注意:カブトムシ用のマットは腐葉土の他いろんなものがブレンドされているので、クワガタ用には適しません。

クワガタ用のおすすめマットは、粒子が細かいのマット。産卵木の周辺を押し固めるのに最適です。

おすすめクワガタ用マットを見てみる

Amazon クワガタマット ★★★★以上全て見てみる>>>

ミヤマクワガタの飼育に必要な物リストに戻る☝

③ ミヤマクワガタ 産卵木 おすすめ

産卵を目的に飼育するのであれば、マットに産卵木を埋めてあげましょう。

メスは、産卵木をかじって卵を産み付けてくれます。

おすすめ産卵木を見てみる

産卵木 ★★★★以上全て見てみる>>>

ミヤマクワガタの飼育に必要な物リストに戻る☝

④ ミヤマクワガタ 餌・餌皿・ゼリーカッター おすすめ

おすすめプロゼリーとエサ皿

健康維持のため栄養満点の昆虫ゼリーをおすすめします。

それでは、おすすめの昆虫ゼリー・ゼリーカッター・エサ皿を紹介しますね。

おすすめプロゼリーを見てみる。

Amazon 昆虫ゼリー ★★★★以上全て見てみる>>>

昆虫ゼリーを容器ごと半分にカットしてくれる。便利で経済的なゼリースプリッターがあると便利。カットしたらそのまま置くだけ。

プロゼリー専用。ゼリースプリッターを見てみる。

昆虫ゼリーを半分にカットしたら、専用エサ皿があると便利

昆虫ゼリー半分カット用 エサ皿を見てみる。

Amazon 昆虫ゼリー エサ皿 全て見てみる。>>>

ミヤマクワガタの飼育に必要な物リストに戻る☝

⑤ 隠れ家・止まり木 おすすめ

クワガタを飼育していると、よく仰向けになってしまいもがいている姿を見かけます。

そのままでは弱ってしまうので、転倒防止用や隠れ家に、樹皮を敷いてあげましょう。

おすすめ樹皮マットを見てみる

Amazon 樹皮マット 全て見てみる。>>>

ミヤマクワガタの飼育に必要な物リストに戻る☝

幼虫とサナギの飼育に必用な物

ミヤマクワガタの幼虫から羽化まで、約1年を要します。

幼虫の成長も考え、800㎖程度の専用ボトルに幼虫マットを入れ、1匹ずつ飼育しましょう。

幼虫の複数飼育は、幼虫が互いに傷つけてしまうので避けた方がよい。

それでは、ミヤマクワガタの幼虫とサナギの飼育に必要な物、おすすめ商品を紹介します。

Amazon ミヤマクワガタ 成体・幼虫販売 全て見てみる>>>

① ミヤマクワガタ 幼虫飼育用ボトル

800㎖程度の専用ボトルがおすすめです。

おすすめ クワガタ幼虫飼育用ボトルを見てみる。

Amazon クワガタ幼虫 800mlボトル 全て見てみる。>>>

② クワガタ幼虫専用マット

くわがたの幼虫飼育は、クヌギ成分が入った、クワガタ幼虫専用マットが必要になります。

カブトムシ用の幼虫マットは餌となる成分が違うので注意して下さい。

おすすめ クワガタ幼虫専用マットを見てみる

Amazon クワガタ幼虫マット 全て見てみる。>>>

ミヤマクワガタの飼育方法

ミヤマクワガタは、標高の高い山地で生息している種類のため、夏の高温に弱いクワガタムシです。以下に、飼育方法とポイントを詳しく紹介します。

飼育環境の準備

ミヤマクワガタの健康を保つために、適切な飼育環境を整えることが重要です。以下に、飼育環境の整え方とポイントを詳しく紹介します。

飼育ケースの選び方

  • 素材: プラスチック製やガラス製の飼育ケースが適しています。通気性を確保するため、蓋には小さな穴があるものを選びましょう。
  • サイズ: ミヤマクワガタは活動的な昆虫なので、広めのケージが望ましいです。成虫を飼育する場合、30cm x 20cm x 20cm以上のスペースが理想的。

床材の準備

  • 使用する床材: 昆虫マットを使用します。これらは湿度を保つのに適しており、クワガタの足にも優しい素材です。
  • 厚さ: 床材の厚さは5〜10cmが目安です。これにより、ノコギリクワガタが自由に掘り下げたり、隠れたりすることができます。

温度と湿度の管理

温度管理
  • 適温: ミヤマクワガタは高温に弱く、飼育に適した温度は17〜26℃です。28℃以上になると弱ってしまいます。夏場の高温を避けるために、エアコンを使用して温度を調整します。冬の幼虫管理は、0℃以下にならないよう室内で管理して下さい。
  • 季節ごとの管理: 夏場は直射日光を避け、涼しい場所にケージを置きます。
湿度管理
  • 適湿度: 湿度は60〜80%を保つことが理想的です。湿度が低すぎるとノコギリクワガタが乾燥で弱ってしまい、高すぎるとカビが発生し最悪の環境になります
  • 湿度の調整方法: 霧吹きや洗浄瓶でケージ内の湿度を調整します。霧吹きで床材を軽く湿らせることで、適切な湿度を保つことができます。

ミヤマクワガタの餌

  • 昆虫ゼリー:昆虫ゼリーは栄養バランスが良く、ノコギリクワガタに適しています。
  • 果物: バナナやリンゴなどの果物も餌として与えることができます。ただし、腐敗しやすいのでこまめに交換しましょう。

ケージの清掃

飼育環境を定期的に清掃することが欠かせません。以下に、清掃の手順を詳しく紹介します。

  1. ケージの掃除
    • 餌の食べ残しや腐敗した果物は速やかに取り除きましょう。
    • ケージの壁に汚れがついている場合は、湿らせた布で拭き取ります。
  2. 床材の交換
    • 1〜2週間に一度、床材(腐葉土やマット)を全て交換します。古い床材は取り除き、新しい床材を敷き詰めます。
    • 床材を交換する際には、クワガタを一時的に別の容器に移しておくと安全です。
  3. 餌の管理
    • 新鮮な餌を与え、食べ残しはすぐに取り除きます。腐敗した餌はクワガタの健康を害する原因となりますので、特に注意が必要です。

ミヤマクワガタの繁殖ポイント

ミヤマクワガタの繁殖を成功させるためには、適切な環境とケアが必要です。以下に、繁殖のポイントと具体的な方法を詳しく紹介します。

繁殖の準備

  • 飼育ケースの選定: 繁殖には広めの飼育ケースが必要です。オスとメスが自由に動けるスペースを確保しましょう。
  • 産卵用の床材: 産卵木・産卵用のマットを用意します。

繁殖のステップ

  1. オスとメスの選定
    • 健康なオスとメスを選びます。オスは大きなアゴを持ち、メスは全体的に丸みを帯び、大きい個体が理想です。
  2. 交尾の観察
    • オスとメスを同じ飼育ケースに入れ、交尾の様子を観察します。交尾が成功すると、メスは産卵を開始します。
  3. 産卵セットの準備
    • メスが産卵しやすい環境を整えます。クワガタ用産卵マットを厚めに敷き、湿度を保つために適度に水を与えます。
    • 産卵木を産卵マットの中に埋め込み、メスが産卵できるようにします。
  4. 産卵の確認
    • メスが産卵を終えたら、卵を確認します。卵は飼育ケースの底や産卵木の表面に見られることが多いです。

ミヤマクワガタの幼虫 飼育方法

  • 幼虫の活動温度は13℃~26℃
  • 幼虫を素手で触るのは止めて下さい。業務用の薄い使い捨てビニール手袋か、消毒したスプーンを使って移動して下さい。
  • 卵が孵化した後は、幼虫を個別の容器(幼虫飼育専用ボトル)に移し、適切な環境で飼育します。幼虫の餌としては、クワガタの幼虫専用マットが適しています。
  • 幼虫マットは水(1日以上汲み置きしてカルキがぬけた状態の水)で湿らせ、少しずつマットを飼育ボトルに入れては、棒などで強く押し付けて硬くしいっぱいになるまで入れていきます
  • 幼虫マットの交換するタイミング:幼虫がマットを食べて劣化してきたら交換時期です。※越冬時期にマットを交換するのは止めましょう。幼虫に負担がかかります。よって10月の終わりごろまでに交換してあげて下さい。5月ごろからマットを食べ始めるので、4月になったら、新しいマットに交換しましょう。
  • 冬の管理:0℃以下にならないよう注意する。日本に生息するクワガタですが、凍結させると〇んでしまう可能性があります。室内の暖房のない部屋で飼育して下さい。
  • 冬は、温室や、エアコンで加温して飼育はおすすめできない:理由は、早く蛹になってしまい大きく育たない、また、蛹にさせるタイミングや時期が悪いと〇んでしまうからです。
  • 夏の管理:26℃以上にならないよう管理する。28℃を上回ると弱ってしまうか最悪〇んでしまう可能性があります。エアコンの効いた室内で管理してあげて下さい。
  • マットの表面が乾燥した場合は、霧吹きで湿らせて下さい。※水道水は塩素が入っているので、1日以上汲み置きした水を使用して下さい。

水道水の汲み置き面倒だなあ・・・。そんな方に便利な商品があるので紹介しますね。

ミヤマクワガタ サナギの管理

  • 早くに幼虫になった個体は、5月ごろから蛹になる準備(蛹室を作る)をします。
  • ※蛹室を作る時期に、マットが劣化していると、羽化不全になる確率が高くなります。4月までにはマットを交換しましょう。

ミヤマクワガタ 羽化

羽化の基本的な流れ

約1ヶ月かけて蛹(さなぎ)に変態します。蛹期もおよそ1ヶ月間続き、成虫になる準備を整えます。羽化は主に夏になる前(6月前後)に行われることが多いですが、個体によっては秋に羽化し、その場合は翌年まで蛹室内で休眠することもあります。

羽化時の環境条件

羽化の成功には、適切な環境条件が重要です。特に温度管理がポイントとなり、20℃前後が適温と言われています。25℃を超えると羽化不全のリスクが高まるため注意が必要です。また、湿度や蛹室の安定性も重要で、蛹室が崩れると羽化に失敗する可能性があります。

羽化後の管理

羽化した成虫は、すぐには地上に出ず、蛹室内で約1ヶ月間休眠します。この期間を「成熟休眠」と呼び、体を強化しつつ、次の活動期に備えます。成熟した後、夏になると地上に出て活動を始めます。

羽化観察の楽しみ方

羽化は、昆虫好きにとって非常に魅力的で神秘的な瞬間です。蛹が成虫へと変態する様子を観察することで、自然の驚異を肌で感じることができます。ただし、観察時にはできるだけストレスを与えないようにし、そっと見守ることが大切です。

ミヤマクワガタの飼育方法 まとめ

1. 卵の管理方法

ミヤマクワガタのメスが産卵した卵は、20日ほどで孵化します。以下のポイントを守ることが重要です:

  • 産卵環境:クワガタ用産卵マットと産卵木を使用。
  • 適温管理:17℃~26℃が理想的。極端な温度変化を避ける。
  • 湿度調整:60〜80%が理想。

2. 幼虫期の飼育

孵化した幼虫は約2年かけて成長します。この期間中、栄養が豊富な環境を提供する必要があります:

  • :専用ボトルとクワガタ用幼虫マットを使用。
  • 飼育容器:十分なスペースを持つ容器を用意し、マットが劣化したら交換。
  • 成長観察:幼虫の状態をチェックし、異常があればすぐ対応する。

3. 蛹(さなぎ)期の管理

幼虫から蛹へと変化する蛹期は約1ヶ月間続きます。この時期の環境管理は、成虫の健康に直結します:

  • 蛹室の保護:蛹室が崩れないよう注意。できる限り動かさない。
  • 温度管理:温度は24〜25℃が適温。
  • 観察方法:過度な刺激を与えないよう、静かな場所で管理する。

4. 羽化後の管理

羽化した成虫は1ヶ月間休眠します。この期間は静かに見守り、成虫が成熟するのを待ちます:

  • 餌の提供:昆虫ゼリーなどの栄養価の高い餌を与える。
  • 活動開始:休眠が終わった後、交配や採餌の準備を整える。

5. 成虫の飼育と繁殖

成虫は交配や産卵の準備を行い、次世代を生み出します:

  • 適切な環境:十分なスペースと餌を提供し、ストレスを軽減。
  • 繁殖環境:クワガタ用産卵マットと産卵木を準備し、交配を促進。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

ミヤマクワガタは、大顎が特徴的な形状が魅力です。日本全国で見られるこの昆虫は、成虫になるまでに卵、幼虫、蛹(サナギ)の段階を経る独自の成長過程を持っています。この一連のプロセスを間近で観察することで、自然の神秘を実感できます。

シェア頂けると嬉しいです!よろしくお願いします!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次