タランチュラ・クモ・ムカデ・奇虫・昆虫の床材は何を使えばいいの?
ヤシガラかな?腐葉土かな?
湿度が保てれば何でもいいの?
床材の交換頻度はどのくらいかな?
こんな悩みを解決します。
早速ですが結論から言いますね。
床材の種類はバーミキュライトとピートモスとくん炭の3種類のブレンドでOK。
ブレンド不要の床材を探している方は奇蟲専用土を購入しよう。
クモ・ムカデ・奇虫・昆虫の床材は糞で汚れるので、一週間に一度は交換しましょう。
タランチュラは、消化に時間がかかり、糞の回数も少なめなので、1ヶ月~2か月に1回で良いでしょう。
※注意1:タランチュラは、急な環境の変化を嫌います。床材を一度に全部交換すると、かなりのストレスになるので、床材は全体の1/3ずつ交換してね。
※注意2:これから紹介する床材は、クワガタやカブトムシ、コガネムシなどの幼虫の餌にはなりません。ご注意下さい。
それでは詳しく解説していきますね。
タランチュラ・クモ・ムカデ・奇虫・昆虫の床材はなぜ必要か
飼育に欠かせないのが湿度。
床材を水で湿らせることで、湿度を確保することができます。
そして、成体が落ち着くために床材が必要です。
タランチュラ・クモ・ムカデ・奇虫・昆虫の床材 おすすめの種類
バーミキュライト
多孔質で軽く、保水性や通気性が良くpHも中性に近い。ピートモスや赤玉土と混ぜて使用されることが多いです。
ほぼ無菌なので、主にガーデニングなどの種まきや挿し木、観葉植物にも使われます。
保水・通気・無菌と三拍子揃った優秀で安全な床材になります。
ピートモス
ミズゴケ等などの植物が蓄積してできた泥炭(ピート)を脱水乾燥して選別され商品化された自然界の土です。
ピートモスは主に植物を育てる「土」を改良する目的で使用されています。
ピートモスは保水性に優れており、通気性もあります。バーミキュライトは人工物に近い土に対して、ピートモスはほぼ無菌な自然の土なので、ブレンドするといい感じになりますよ。
注意:ピートモスの種類は、無調整ピートモスと調整ピートモスがありますが、タランチュラに使用するのは無調整ピートモスを使用すること。調整ピートモスは石灰が入っているので有害です。絶対に使わないで下さい。
くん炭
くん炭(くんたん)とは米のもみ殻(もみがら、精米のときにとれるお米の外側についている皮の部分)を炭にしたものです。
主に土壌改良や園芸で使われます。
通気性良し・保水性良し・排水性良し・消臭性良し・床材のダニ予防に最高
※注意:入れすぎは生体が嫌がりストレスの原因になります。
タランチュラ・クモ・ムカデ・奇虫・昆虫 専用の床材
ブレンドするの面倒な方に、おすすめの床材があります。
天然素材を中心にブレンド済みのタランチュラ・クモ・サソリ・ムカデ専用の土 ジクラ ジョジョサンド。
ジクラ ジョジョサンドを見てみる。☟
バーミキュライト・ピートモス・くん炭で床材を作りましょう。
私が飼育しているタランチュラの床材配分は、次の通りです。
- バーミキュライト 6割
- ピートモス(無調整ピートモス) 3割
- くん炭 1割
3種類をよく混ぜ合わせて使いましょう。
なぜこの配合かというと、バーミキュライトはほぼ無菌の安全な土ですが、単体ではサラサラして土が落ち着かないので、ピートモスをブレンドします。ピートモスもほぼ無菌なので安全です。
そしてくん炭を1割入れる。理由はダニ予防です。それ以上入れるとタランチュラが嫌がるので注意しましょう。
バーミキュライトを見てみる。☟
ピートモスを見てみる。☟
くん炭を見てみる。☟
床材を水で湿らせる
床材は全体の半分から1/3ぐらいを水で湿らせましょう。
理由は、生体が湿っている場所と乾燥している場所を選べるからです。
あまりべちゃべちゃにするとケース内が蒸れて体調を崩してしまします。
蒸れは厳禁ですよ。私たち人間がずっ~とサウナに入っているようなものです。
注意:保湿するときは、霧吹きを使ってはいけません。シュってやると、体にかかってストレスになります。おすすめの洗浄瓶でそ~っと保水しましょう。
洗浄瓶を見てみる。☟
あまりおすすめしない床材
できれば使いたくない床材を紹介します。
- ヤシガラチップなどの角があるもの。(理由:腹部が常に床材に触れているタランチュラは、腹部が柔らかいので角があると怪我の元になるから。また、餌用コオロギやゴキブリたちがすき間に入ってしまうと探すのに大変。
- 腐葉土(理由:商品によって成分が違うので安全かどうか判断しにくい。そして、発酵しているので蟲たちには不向きである。)
- そこらへんの土(理由:ダニがすぐに湧く。何が潜んでいるか分からないので危険。床材はケチらないようにしましょう。)
床材の交換頻度は?
クモ・ムカデ・奇虫・昆虫は糞で汚れるので、一週間に一度は交換しましょう。
ただし、タランチュラは、消化に時間がかかり、糞の回数も少なめです。
糞は白い液体で、汚れた部分を捨てれば良いため、1ヶ月~2か月に1回で良いでしょう。
※注意:タランチュラの床材交換に注意することがあります。
床材は1/3ずつ交換すること!
タランチュラは環境の急な変化を嫌います。床材を一度に全部交換するとかなりのストレスになるんです。
私も以前ストレスに対して無知だった頃、床材を全部交換したら、タランチュラがずっと壁に張り付いていて全く下に降りようとしなかったのです。まっ、そのうち慣れるだろうと放置していたら、脱皮不全でお星様になってしまいました・・・。
※タランチュラはストレスがたまると脱皮不全になることがあります。
タランチュラ・クモ・ムカデ・奇虫・昆虫の床材は何がいい?交換頻度は?まとめ
いかがだったでしょうか?
いろいろな床材の候補があるかと思います。タランチュラ・クモ・ムカデ・奇虫・昆虫に使用する床材は、できる限り無菌のものか専用の土を使用することをおすすめします。
クモ・ムカデ・奇虫・昆虫の床材は糞で汚れるので、床材は一週間に一度は交換しましょう。タランチュラは1ヶ月~2か月に一度、1/3ずつ交換しましょう。
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