【コモリグモの飼育と種類】日本の蜘蛛で家に出るタランチュラの仲間

家に出没する日本の蜘蛛、コモリグモの紹介と飼育方法です。

目次

コモリグモの紹介

  • 和名:コモリグモ
  • クモ網:クモ亜網:クモ目:コモリグモ科
  • 名前の由来:このクモのメスは、自分で産んだ卵や子供を腹部で守りながら生活するため子守り蜘蛛と名がつきました。卵をお腹にくっつけて歩いているメスをよく見かけます。
  • 特徴:コモリグモは巣を張らず、徘徊しながら小さい昆虫を捕食する。
  • タランチュラの仲間?:1970年代まではドクグモ科と呼ばれていて、理由は毒蜘蛛であるタランチュラコモリグモの仲間であったからです。実際はコモリグモの毒は微弱であり、タランチュラコモリグモでは強毒蜘蛛という誤解を招くので改名されました。よってタランチュラではありません。安心して下さい。ただの小さくてかわいい蜘蛛です
  • コモリグモの種類:ハリゲコモリグモ・ハラクロコモリグモ・ウズキコモリグモ・ヒノマルコモリグモ・エゾコモリグモなど他に数十種類とたくさんの種類がいます。
  • コモリグモの毒性:毒性は低いですが、素手で捕まえれば噛まれる可能性があります。
  • コモリグモが家に出る理由餌となる小さいゴキブリや虫がいるからです。ゴキブリを食べてくれるので益虫です。家に出没する蜘蛛に殺虫剤をかけないようにして下さいね。
  • どこにいるの?:民家周辺、石などの下。
  • 体長:足の長さを除いた体の大きさは、約4㎜~大きくて10㎜前後と小柄な蜘蛛。
  • 寿命は?:約2年程度

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毒のある蟲を飼育する場合や、昆虫採集での蜂刺され、マムシに嚙まれた場合などを想定し、必ず毒吸引器は常備しましょう

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噛まれれば痛そうな牙

コモリグモの飼育方法

  • 飼育環境:昆虫用の飼育ケースに床材を敷いてあげましょう。
  • 床材の交換頻度:糞で汚れるので、2週間に一度
  • 飼育温度:日本の蜘蛛なので常温飼育でOK
  • 日光浴は?:蜘蛛に日光浴は必要なし
  • 水は?:飲みます。ペットボトルの蓋に水をいれておけば勝手に飲みます。

コモリグモの餌は何?与える頻度は?

お食事中のハリゲコモログモ

小さい虫を捕まえて与えましょう

餌を与える頻度は2日に1回程度。クモは食べたいだけ食べて、お腹がいっぱいになれば全く食べません。

コモリグモは小さいクモなので、レッドローチやデュビアなどの餌用ゴキブリ、フタホシコオロギなどの餌用コオロギは大きすぎて食べれません。また、反逆される恐れもあります。小さくて大人しいワラジムシがおすすめ

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コモリグモの飼育に必要な物

飼育に必要な物リスト

①昆虫用の飼育ケース

クモや昆虫などを飼育していると、どこから来るのかコバエがケースの中に入り込みます。

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※注意:蓋の隙間が大きいケースは、クモが脱走してしまうので、不織布をケース蓋の隙間に挟むなど工夫が必要です。

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②床材

床材はクモが落ち着くため、また、湿度確保のために必要です。

床材は厚く敷くと、餌虫が床材に潜ってしまうので、薄くサラッと敷く程度。

蜘蛛用にブレンドした土があります。

自然の土でも良いですが、ケースに小傷が付きやすい、小さいダニや虫が発生しやすいというデメリットがあるのであまりおすすめしません。

見栄えが良く、臭いも防ぐ蜘蛛専用の土をおすすめします。

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③水入れ

水入れはペットボトルの蓋などに少し水を入れてやってください。あまり多いとの餌虫が溺れてしまいます。

溺れないよう、水の中に脱脂綿を入れると安全です。

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④シェルター

シェルターが無いと蜘蛛が落ち着かないので、葉っぱのような軽い物を入れてやると良いです。

木や石など蜘蛛にとって重いものは、ケースを動かしたときに転がりクモが下敷きになってしまう恐れがあります。

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⑤メンテナンス用に長いピンセット

水入れの出し入れや、食べ残しを取り出すために、長いピンセットは必ず必要になります。

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気になるお部屋の臭い

ペットを飼育していると意外と多い悩み、それは、飼育部屋が臭くなること

私はタランチュラ用のレッドローチやデュビアを飼育しているのですが、これが結構臭いんです。カブトムシやクワガタなども飼育数が増えると何かにおいませんか?

飼育ケースを掃除しても何か臭いですよね。換気しても一時的だし芳香剤や消臭剤もすぐ効果が無くなってしまう。そんな悩みに、私が実際使用してみて消臭効果が高かった空気清浄機を紹介しますね。

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【コモリグモの飼育と種類】日本の蜘蛛で家に出るタランチュラの仲間 まとめ

  • タランチュラの仲間?:1970年代まではタランチュラコモリグモの仲間であったが、実際はコモリグモの毒は微弱であり、強毒蜘蛛という誤解を招くので改名されました。よってタランチュラではありません。
  • コモリグモが家に出る理由:餌となる小さいゴキブリや虫がいるからです。
  • 飼育環境:昆虫用の飼育ケースに床材を敷いてあげましょう。
  • 床材の交換頻度:糞で汚れるので、2週間に一度。
  • 日光浴は?:蜘蛛に日光浴は必要なし。
  • 水を飲みます。水入れは必ず必要。
  • 餌:小さい虫。
  • コモリグモの飼育に必要な物:昆虫用の飼育ケース・床材・水入れ・シェルター・長いピンセット。

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