飼育しているタランチュラが全く餌を食べなくなった。しかも何日も・・・。飼い主なら心配ですよね。
結論から言うと、最近餌を食べてくれない。何にも問題なし。普通です。
私もタランチュラの飼育を初めたての頃は、餌コオロギを入れては食べないの繰り返しを何日も行い。それでも食べないのでえさが飽きたのか?と思いレッドローチを入れても無反応。もう死んじゃうのか?とあきらめかけていたらタランチュラが仰向きになっていました。ん?もしや?と観察していたら脱皮でした。
私が経験してきた脱皮前や拒食時の様子、また、注意する点を紹介していきます。
タランチュラが餌を食べない。原因は?
脱皮前だから。
脱皮する前は全く食べません。これが一番の原因です。
私が飼育してたタランチュラの拒食期間は、幼体で1週間~2週間、少し育った生体で種類にもよりますが長い場合1ヶ月~半年、アダルトサイズに近いと半年~1年なんて子もいました。
レッグスパン2・3㎝程度の幼体であれば、1か月に1回と脱皮の頻度が多く、その度に拒食し脱皮します。
小さいうちは弱ってしまうのかと心配されますが、まず脱皮前の拒食期間です。種類によっては幼体で半年食べない子もいるみたいです。
幼体のタランチュラはまだアダルトの色が出ていないので、普段よく観察していると脱皮前は腹部の色が黒くなります。つまり中の新しい毛が透けて見えるので脱皮だと分かります。
刺激毛をよく飛ばす種類は腹部の禿げた部分が黒くなってくるので、分かります。
ブラジリアンブラックなどの地表棲は普段以上に糸を出し、ベットのようにして脱皮床を作ります。
樹上棲のグーティサファイヤオーナメンタルは糸を沢山出してハンモック状にします。普段より糸を沢山出している状態なら近いうち脱皮します。
普段からケース内が糸まるけの種類や、地中棲のタランチュラは変化がないので?です。
あと、脱皮前は体表の色がくすんできます。我が家のブラジリアンブラックは普段漆黒ですが、脱皮前は大げさに言うとグレーがかってきます。脱皮前と普段の写真を撮っておくとその変化に気づくことができるので、ぜひ撮影しておいて下さい。
メキシカンレッドニーなどのブラキ属や、チャコジャイアントゴールデンストライプニーなどのグラモ属他刺激毛を持っている種類のタランチュラは。脱皮後に襲われるリスクを少しでも減らす目的で、脱皮床周辺で腹部を足でゴシゴシして刺激毛をまき散らします。これも良く観察していると見ることができます。腹部をかく姿がかわいいですよ。
タランチュラは脱皮を繰り返しアダルトになっていきます。タランチュラは空腹に強いので食べないから命を落とす可能性は極めて低いです。数か月食べなくても心配無用。個体によっては水だけで1年もつのもいます。
種類や個体によっても拒食期間に差があるように思います。半年以上拒食が続き、ある日突然食べてくれてほっとしたのもつかの間、それからまた数か月食べずに脱皮なんてこともよくあります。
満腹だから。
人間と違いタランチュラは消化スピードが遅いので、お腹がいっぱいであれば食べません。
タランチュラは、食べたいときは餌をいれたとたんすぐ食べます。いらないときは全く無視します。
餌サイズが合っていないから。
小さい幼体に大きいこおろぎはタランチュラの方がビビります。てか反逆されるので止めましょう。
アダルトサイズのタランチュラに小さいデュビアをあげても動きが小さくて、ん?何かいたか?みたいなことになります。
餌のサイズが合わないと餌として認識してくれないので注意しましょう。
飼育環境が悪い。
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飼育温度が低い状態は危険です。冬はもちろんのこと。夏は温度管理が必要ないと思うかもしれませんが、エアコンで温度が低い状態になっていませんか?夏でも常にヒーターとサーモスタットで一定の温度を保つよう心掛けて下さい。
沢山のケージを入れて飼育する場合は、園芸用の温室と専用ヒーターが便利です。サーモスタットとセットになっているので便利です。
温室保温の記事を見てみる。☟
乾燥しすぎてカラカラの状態や、水分が多く湿度が高すぎていわゆる蒸れている状態は個体が弱ってしまい食欲がない状態である可能性もあります。湿度管理も必ず行って下さい。
温度・湿度を管理するなら温度湿度計は必ず設置しましょう。
タランチュラが餌を食べない/餌やりの頻度は?
餌やりの頻度は幼体で3日に1回、成体で1週間に1回で十分です。食べなかったらまた一週間後に給餌して下さい。
まとめ
いかがだったでしょうか。幼体が餌を食べなくても心配しないで下さい。タランチュラが餌を食べない期間があるのは普通のことです。幼体で半年食べない種類もいますよ。
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