アオダイショウを飼育してみたいな・・・。
飼育に許可は必要なの?
どんなレイアウトで飼育するの?
幼蛇の飼育は簡単かなあ。
おすすめのケージは?
餌は何を与えるの?
こんな悩みを解決します。
それでは、アオダイショウの紹介から解説していきますね。
アオダイショウの紹介
- 和名:アオダイショウ
- 学名:Elaphe climacophora
- 爬虫綱:有鱗目:ヘビ亜目:ナミヘビ科・ナミヘビ亜科:ナメラ属
- 分布:北海道・本州・四国・九州
- 全長:100㎝~200㎝
- 特徴:オリーブ色のキレイな日本の蛇。色は個体差があり、北海道では青みが強くエゾブルーと呼ばれている。
- どこにいるの?:人家周辺や人家に近い森林・草原・河川敷・水田など、人が生活している周辺に多い。
- 食性:幼蛇はカエル・トカゲ・成体になるとネズミなど哺乳類や小鳥とその卵を捕食するようになる。
- 寿命:約10年以上
- 生態:昼行性でよく木にも登る。泳ぎも得意。気温が15℃以下になるころ冬眠をします。
- 性格:大人しい。
アオダイショウは飼育許可が必要なの?
結論から言いますね。
安心して下さい。アオダイショウの飼育許可は不要です。
飼育許可が必要な日本のヘビは、マムシ・ヤマカガシ・ハブの有毒種です。
アオダイショウとアオダイショウの幼蛇 飼育方法
- ケージ:前面が扉になっている爬虫類用のケージが適しています。水槽は上部からメンテナンスをすることになり保温器具や蓋などを移動する必要があるので不便です。
- 飼育温度:25℃~28℃。常温でも飼育できますが、気温が低くなると冬眠します。室内で一定の低い温度を維持し、飼育下で冬眠させるのはハードルが高くなってしまいます。よって、冬は保温器具で保温し冬眠させない方が無難です。また、夏場はエアコンで28℃以上にならないよう一定の温度を保ち、一年中観察できる状態が理想です。
- 湿度も必要:脱皮をするためには湿度が必要になります。全身がすっぽり入る大きさの水入れを入れてあげましょう。アオダイショウは水に入るのが大好きです。
- ケージ内を掃除する場合:噛まれることを想定し、嚙みつき防止手袋をすると安全。
- 餌やりの頻度:3日~4日に1回程度。普段じっとして動かないのに、お腹がすくと餌を探すように舌を出し入れし、動き回るので分かりやすいです。
- 幼体の飼育方法:成体と幼体の飼育方法はほとんど同じですが、違いは2つ。①ケージは小さい昆虫用のプラケース(脱走しないよう蓋がしっかり閉まるケースで飼育すること)でよい。②餌は一番小さい冷凍マウス。
- レイアウト:ケージに床材と水入れ・止まり木。
飼育に必要な物は?
アオダイショウの飼育に必要な物リスト
ではそれぞれ紹介していきます。
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おすすめ爬虫類用飼育ケージ
ヘビのケージの大きさは、とぐろを巻いた状態の3倍程度と言われています。
アオダイショウのケージは幅90㎝以上で、高さのケージが必要になります。
それでは、おすすめケージを紹介しますね。
おすすめ GEX EXOTERRA グラステラリウム 9060
爬虫類ショップへ行くとグラステラリウムシリーズがよく使われています。やはりメンテナンスが楽で扱いやすいからでしょう。前面が観音開きになり掃除や餌を与えるのに非常に便利です。
幅91.5㎝×奥行46.5㎝×高さ62.5㎝と高さのあるケージです。アオダイショウは木登りが大好きなので、このサイズが一番おすすめです。
あまりおすすめしないケージは 水槽
あまりおすすめしない理由は、蓋が付属されていないためです。
既製品の蓋のほとんどが水槽の上に置くだけなので、脱走防止に蓋を外れないよう補修する必要があります。DIYに自身のある方はどうぞ。
保温器具
アオダイショウの最適温度は、25℃~28℃。
冬場はヒーターとサーモスタットで温度調整しましょう。
夏は涼しく、エアコンで29℃以下に設定する必要があります。
上部設置型ヒーター
〇保温器具はエキゾテラケージ90専用、ケージ上部に乗せるだけ、エキゾテラ ヒーティングトップLを推奨します。幅40.0㎝×厚み2.8㎝×奥行16.0cm
注意:プラケースは熱に弱いのでヒーティングトップは使用できません。
おすすめ ヒーティングトップLを見てみる。☟
パネルヒーター
高さのあるケージで飼育すると、ケージの下にいるヘビが温かくならない場合もあります。その場合、底面や背面からパネルヒーターで温めると効率よく保温できます。
〇底面を温める場合は、底全体を温めると、ヘビにとって暑い場合があるので、半分以下の面積を温めましょう。また、水入れの下に敷くと水がお湯になってしまうので注意して下さい。
おすすめはピタリ適温プラス 3号 本体サイズ 幅25㎝×厚み0.1㎝×高さ43cm
〇ケージの背面を温める場合はヘビに影響がないので、大きいパネルヒーターで効率よく保温しましょう。本体サイズ 幅25㎝×厚み0.1㎝×高さ55cm
サーモスタット
〇温度を一定に保つため、また熱くなりすぎないようサーモスタットが必要になります。
サーモスタット推奨品はこちら。ヒーティングトップと同メーカーで相性抜群。エキゾテラ イージーグローサーモ。
温度計・湿度計
温度・湿度を管理するため、必ず設置しましょう。
水入れ
脱皮するために湿度が必要となります。よって、全身が水につかる大きさの容器が必要です。水浴びと水分補給の両方を兼ねることができるので便利ですよ。
床材
床材のおすすめは、わんちゃん用のペットシート。
素早く糞の水分を吸収し、糞で汚れたシートを取り出し、可燃ごみに捨てることができるので非常に便利。
おすすめ ペットシーツ スーパーワイド 幅90㎝×奥行60㎝。
ペットシーツは見栄えが嫌という方は、ヤシガラチップがおすすめ。水で湿らせてあげると湿度確保にも役立ちます。
止まり木
アオダイショウは木登りが得意です。
流木を入れても映えますが、糞が付くとにおいが染み付くので、突っ張り棒を2本程設置すると簡単。
洗うこともできるので、普段のメンテナンスが楽なのでおすすめです。
爬虫類用ピンセット
歯や顎を痛めにくい竹製ピンセットをおすすめします。本体サイズ 長さ28㎝×幅3㎝×高さ1.8cm
嚙みつき防止手袋
噛みつき防止手袋(ペットグローブ)を使うと、安全に掃除できます。
餌は何を与えるの?与える頻度は?
アオダイショウの餌は、冷凍マウスが一番。
餌を与える頻度は?アダルトサイズになるとだいたい冷凍マウスの消化に3~4日かかり、糞をします。その後お腹が減るとそわそわと動き回るので給餌のタイミングとなります。よって3~4日に1回。幼体であれば餌が小さいので2~3日に1回程度。
注意:脱皮前は餌を食べなくなります。
冷凍マウスの解凍方法:ビニール袋に入れた冷凍マウスを、40℃程度のお湯で解凍します。ゆっくりと解凍するのがコツで、中身が半解凍のまま与えないよう注意して下さい。お湯が冷めてしまった場合は、マウスも冷たい状態なのでヘビの食いつきが悪くなります。再度温め直して与えましょう。
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アオダイショウはくさい?
爬虫類のにおいの原因は、糞です。
つまりメンテナンスを怠るとやはりにおいます。
いつするか分からない糞、排泄したらすぐに掃除することも無理。爬虫類を飼育する場合、多少はにおいを覚悟する必要があります。
気にしない方はいいですが、においに敏感な方はくさいと感じるかもしれませんね。
いろんな消臭スプレーや床材がありますが、100%消臭は不可能でしょう。
私が実際使用してみておすすめする方法が1つだけあります。
それが、量によっては人やペットに有害なオゾン・イオン・次亜塩素酸をいっさい放出せず、宇宙ステーションで実績のある、日本製の空気清浄機(フジコーの光除菌ブルーデオ)を使った消臭です。下記記事で紹介しているのでぜひご覧下さい。☟
アオダイショウ 幼蛇 飼育方法 許可は?ケージ?餌?臭い?まとめ
- 和名:アオダイショウ
- 全長:100㎝~200㎝
- 寿命:約10年以上
- アオダイショウは飼育許可が必要?:飼育許可は不要です。
- アオダイショウとアオダイショウの幼蛇 飼育方法:ケージは爬虫類用のケージが最適。飼育温度25℃~28℃。餌は3日~4日に1回程度。幼体の飼育方法は、ケージは小さい昆虫用のプラケースで十分、餌は一番小さい冷凍マウス。
- レイアウト:ケージに床材と水入れ・止まり木。
- 飼育に必要な物:爬虫類用飼育ケージ・保温器具・温度・湿度計・水入れ・床材・止まり木・爬虫類用ピンセット・噛みつき防止手袋(ペットグローブ)
- アオダイショウはくさい?:爬虫類のにおいの原因は、糞です。つまりメンテナンスを怠るとやはりにおいます。
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