チャコジャイアントゴールデンストライプニーを飼育してみたいなあ。
でも飼育方法が分からない・・・。
どこで販売されてるの？
寿命はどのくらい？
こんな疑問を解決します。
それでは、チャコジャイアントゴールデンストライプニーの紹介から解説していきますね。
チャコジャイアントゴールデンストライプニーの紹介
全体がブラウンで、足にはゴールドのストライプが入る渋く綺麗なタランチュラ。
英名チャコジャイアントゴールデンストライプニー（通称チャコジャイと呼ばれます）は、タランチュラ飼育初心者におすすめです。美しい見た目とおとなしさで、絶大な人気を得ているタランチュラです。
動きもゆっくりで威嚇することもなく、刺激毛を持っているのですが一度も飛ばされたことがありません。
おとなしくてかわいいタランチュラ、チャコジャイアントゴールデンストライプニーを飼育してみませんか？
- Grammostola属
- 学名：Grammostola pulchripes
- 生息地：パラグアイとアルゼンチンの草原
- 地表棲
- 体長：8㎝前後 レッグスパン18㎝前後
- 飼育温度：２５℃～２８℃
- 湿度環境：70％程度
- 成長速度：Grammostola属の中では早いほう。どんどんエサを食べさせて、大きくする楽しみがあります。
- 性質：おとなしい。ツンツンすると小さくなって嫌がります。これがまたかわいい。刺激毛を持っているのですが、私の飼育しているチャコジャイは一度も刺激毛を飛ばしたことがありません。
- 人気：綺麗でおとなしいので人気が高い。
- 餌食い：同属ブラジリアンブラックと同じで、食べるときはめちゃ食べるし、いらないときは全く食べません。手間が掛からないタランチュラです。
チャコジャイアントゴールデンストライプニー 販売先は？
ネットでタランチュラ販売と検索すると、販売されてるショップが出てきます。
私のチャコジャイもネットで購入しました。
ヤフオクで出品されている方がみえるので、利用する手もあります。
爬虫類ショップでも販売されていますが、種類が限られるのでやはりネット注文がおすすめですね。
チャコジャイアントゴールデンストライプニーの寿命？
オスで3年～４年、メスは長寿で１０年以上と言われています。
これくらい長生きだと、飼育環境で寿命もかなり差が出るでしょう。大切に育てたいですね。
チャコジャイアントゴールデンストライプニーの毒は危険！
牙にある毒
チャコジャイアントゴールデンストライプニーに限らず、タランチュラの毒性は非常に弱く、人が死に至るほどの危険はありません。
理由はタランチュラの毒がタランチュラトキシンという毒ですが、人間にはその毒が作用しない、つまりあまり効かないのです。
ただし、効かないと言っても死に至るほど効かないだけで、噛まれればヒリヒリして腫れます。
ひどいと発熱や筋肉の痙攣が起きたりします。長いと1・2週間続くということなので、絶対にハンドリングはしない様にしましょう。
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※噛まれた時のために毒吸引器を常備しましょう。
刺激毛
もう一つ、毒ではないのですが、腹部に刺激毛をもっていて、危険を感じると脚で腹部を蹴り細かい毛を飛ばしてきます。 その毛が空中に漂い皮膚に刺さると人によって症状はさまざまですが、激しい痒みを感じます。
チャコジャイアントゴールデンストライプニーは刺激毛をもっていますが、私は一度も飛ばされたことがありません。
Brachypelma属はちょっとケージに振動を与えたり、床材交換など行おうとするとバンバン刺激毛を蹴ってくるので、すぐに腹部が無毛状態になってしまいます。
チャコジャイアントゴールデンストライプニーの飼育方法
餌を与える頻度は？
小さいうちは食べるだけ与えればどんどん脱皮して成長します。逆にアダルトサイズに近づくにつれ食べたいときだけしか食べなくなります。
タランチュラ全般に言えることですが、空腹に耐える力が強いのでエサ不足でお星さまになる可能性は低いと言えます。
そういえば最近餌やってないなー・・・くらいで十分です。
大きくなったら一週間に一度与えてみて下さい。空腹なら餌を入れた瞬間食べてくれます。いらなかったら全く反応しません。
餌虫がタランチュラを反撃しないよう、食べなかったらケージから出して下さい。
拒食したら？
先週まで餌を食べてくれていたのに、全く食べなくなったな・・・チャコジャイアントゴールデンストライプニーはしょっちゅうです。
一週間後に餌を与え、食べなかったらまた一週間後。それでも食べなかったら脱皮前の拒食期間に入った可能性大。
大きさによって脱皮前の拒食期間に差があります。幼体の１週間からアダルトサイズで長い場合は数か月なんてことも。焦らず気長に待ちましょう。
どうやって脱皮するの？
地表棲のタランチュラの脱皮は床材の上で仰向けになって脱皮します。
初めてこの姿を見た飼い主はびっくりしてかまいたくなるのですが、焦らなくて大丈夫。ゆ～っくり時間をかけて脱皮します。
心配なのは、たまに脱皮の下手な個体がいます。それはうつぶせ状態で脱皮を初めてしまう子です。高い確率で脱皮不全となります。そうなったらそ～っと仰向けにしてやって下さい。
脱皮後は体がふにゃふにゃなので、体がある程度固まるまで仰向けの状態でだら～んとしています。
アダルトサイズになると一日以上動きません。というか動けません。決して弱っているのではないので、無理に反対向きにすると脚が曲がってしまいます。
タランチュラが死んでしまう原因の一つがこの脱皮不全です。命がけなんですね。
温度管理は？
温度計は必ず設置して下さい。
適温は25℃から28℃くらいで良いでしょう。
夏場は大丈夫と思ってもエアコンの設定温度が低いと低温になり弱ってしまうので、通年ヒーターはセットしておいた方が無難です。サーモスタットで設定しておけば勝手に温度調整してくれます。
湿度管理は？
湿度計も必ず設置して下さい。便利な温度計と湿度計がセットになった商品もあります。
湿度管理は床材を湿らせるのが基本となります。湿った場所と乾燥した場所を作るようにして下さい。タランチュラが気に入った場所に移動できるからです。
全てベチャベチャに湿っていたり、カラカラに乾燥している環境で飼育すると、ストレスになる可能性があります。
タランチュラ飼育に湿度が必要ですが、あまりにも湿度が高い状態で飼育すると危険です。つまり蒸れには弱いということです。床材を握ると水が染み出るほど入れないで下さい。
湿度90％以上は危険です。
照明は必要？
タランチュラに日光浴の必要はありません。
逆に眩しいほど明るいのは嫌がりストレスになります。よって照明は不要。室内の明かりで十分です。
床材の交換頻度は？
1か月から2か月に1回。全体の1/3交換して下さい。
いきなり全部交換すると、タランチュラのストレスとなるので注意して下さい。
食後のカスはお団子にします。それを残したままではダニがわいてしまうので取り出して下さい。
あと、タランチュラの糞は液体状でピュ～ってします。そのままにしておくと不衛生なので、糞で固まった床材と一緒に取り除いて下さい。
糞の回数は数日に一回程度なのであまり神経質になるほどではありませんが、衛生上きれいにしておくのに越したことがありません。
チャコジャイアントゴールデンストライプニーの飼育に必要な物は？
飼育に必要な物リスト
飼育容器（ケージ）
爬虫類用のケースがおススメです。
爬虫類ケースで飼育すると品格が上がり一層カッコよく見えるからです。
おすすめは、三晃商会 SANKO レプタイルボックス サイズ：幅20×奥行30×高さ15㎝。
保温器具
一年中エアコンで室内温度を管理する方法が一番ですが、無理であればパネルヒーターとサーモスタットが必要になります。
常に温度を一定に保つため、爬虫類用で販売しているパネルヒーターと、サーモスタットをセットにして飼育して下さい。
沢山のケージを入れて飼育する場合は、園芸用の温室と専用ヒーターを用意すると便利です。サーモスタットとセットになっているので温度管理も楽ですよ。
温度計・湿度計
タランチュラを健康に保つため、温度と湿度の管理は必ず必要になります。
床材
地表棲のタランチュラを飼育する場合床材の厚さは２㎝～３㎝程度で良いでしょう。
床材の必要性は、湿度を保つためと生体がリラックスできるためです。
おすすめは、タランチュラ専用の土 ジクラ ジョジョサンド 。そのまま使えるので便利ですよ。
ジクラ ジョジョサンドを見てみる。☟
自分で作る場合は、バーミキュライト６割：ピートモス3割（注意：酸性度無調整を使用すること）：ダニ予防にくん炭1割（入れすぎは蜘蛛が嫌がります）の割合がおすすめ。
ヤシガラなど角のある床材は、常に床材の上で生活する地表棲のタランチュラの腹部に傷つけるおそれがあるので、私は使いません。
バーミキュライトを見てみる。☟
成分無調整 ピートモスを見てみる。☟
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洗浄瓶
床材を湿らせる場合に霧吹きはあまりおすすめしません。タランチュラに水が掛かるとびっくりさせてしまうので、給水は洗浄瓶をおすすめします。
爬虫類用の長いピンセット
爬虫類用の30㎝くらいの長いピンセット、これは餌やりに便利です。コオロギやゴキブリをピンセットで掴みタランチュラにそっと給餌して下さい。
脱皮殻などを取り除く際も生体との距離を保つことができるため重宝します。
水入れ
タランチュラは結構水を飲みます。水切れにより弱ってしまわないよう必ず入れて下さい。
餌と種類は？
餌用コオロギ
ヨーロッパイエコオロギ・フタホシコオロギが主に流通しています。
ただし、コオロギは雑食で何でも食べ顎の力もあるので、生体を傷つけないよう、後ろ脚をカットし、タランチュラをかじらないようコオロギを少し弱らせてから与えましょう。食べなかったらケージから出して下さい。
デメリットは、オスコオロギ鳴きます。
虫の声が好きですという方はいいですが、気になる方はうるさいでしょうね。あと、すぐ死にます。腐敗して悪臭の元です。こまめに掃除しないと、夏の暑い時期は部屋中が臭くなります。
餌用ゴキブリ
レッドローチ：小型で動きが速く、床材に潜らないのでタランチュラの反応が良い餌です。
つるつるの垂直の壁を登ることができないので脱走も心配ないのがメリットです。
一方デメリットは独特の匂いです。コオロギとは違った、足臭いにおいと油臭いにおいをたした、何とも言えないにおいです。
デュビア：小さいサイズから大きいサイズまで手に入り、レッドローチと同じく壁は登れません。
さらににおいも少なく優良な餌です。
一方デメリットは動きがゆっくりで、タランチュラがデュビアに気付かないことがたまに有る。また、床材に潜ってしまう。
私はメスと比べて動きが速いオスのデュビアを餌にし、メスは繁殖用にしています。
さらにデュビアはお腹で孵化し子供を産むので勝手に増えます。
見た目オスはもろゴキブリですが、メスや幼体は羽が無く大きいダンゴムシみたいなので、ゴキブリが苦手な方はまだ抵抗は少ないかもしれません。
一番におわないほうですが、水分の多い野菜や動物性の餌を多めに与えたり、暑い時期は死骸を放置すると悪臭がします。においに敏感な方はくさいと感じるでしょう。
ミルワーム・ジャイアントミルワーム
ミルワームも餌になります。
メリットはコオロギやゴキブリに比べると扱いやすいし脱走しにくい。
一方デメリットは動きがゆっくりなのでタランチュラの反応は良くありません。また、床材にすぐ潜ろうとします。
他の餌が手に入らに時に与えるくらいがいいと思います。見た目は細長い芋虫。
ペットの臭い対策はどうしたらいいの？
ペットを飼育していると、部屋の臭いが気になりませんか？
窓を開けっぱなしするわけにはいかないし、消臭剤はいまいち。ほとんどの空機清浄機はオゾンやイオン、次亜塩素酸を放出して除菌、消臭します。
オゾンやイオン、次亜塩素酸は放出量によってペットに悪影響を及ぼす危険性があります。
私がいろんな空気清浄機を調べ、実際に使ってみて、自信をもっておすすめする空気清浄機を見つけました。
ペットに悪影響を及ぼすオゾン・イオン・次亜塩素酸をいっさい放出しない。しかも除菌・消臭機能ばっちりな空気清浄機フジコーのブルーデオ。
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注意する点は？
絶対に脱走させないこと。
飼育容器の紹介でも触れましたが、脱走させないようしっかりしたケース、厳重な環境で飼育して下さい。
餌の脱走にも注意が必要です。販売されているコオロギやゴキブリは外来生物となります。一部の地域では繁殖が確認されたとか・・・。生態系を崩す恐れがあります。管理には十分注意して下さい。
ハンドリングは厳禁！
タランチュラは有毒種です。
人によって噛まれた時の症状は様々ですが、アラフィラキシーショックで重症になる可能性もあります。
ハンドリングは厳禁です。鑑賞用のペットとして飼育して下さい。
自然界の餌を与えない！
自然界に生息する昆虫は除草剤や消毒の成分を食べているかもしれません。
お腹に寄生虫が宿っている可能性もあります。絶対に与えないで下さい。
餌代をケチってはいけません。
餌虫の餌に注意！
餌用のゴキブリやコオロギは雑食なので何でも食べます。
その食べたものはそのままタランチュラの栄養になります。
ネギ、玉ねぎ、にんにくなどの刺激物のある野菜や加工食品など添加物が入った物を餌虫の餌にすると、間接的にタランチュラの体内に吸収されてしまうので食べさせないようにして下さい。
【タランチュラの飼育方法】チャコジャイアントゴールデンストライプニーの紹介 まとめ
- チャコジャイアントゴールデンストライプニー 販売先：ネット注文がおすすめ。
- チャコジャイアントゴールデンストライプニーの寿命：オスで3年～４年、メスは長寿で１０年以上。
- チャコジャイアントゴールデンストライプニーの毒：タランチュラの毒性は非常に弱く、人が死に至るほどの危険はありません。もう一つ、腹部に刺激毛をもっていて、危険を感じると細かい毛を飛ばしてきます。 人によって症状はさまざまですが、激しい痒みを感じます。
- 飼育方法：餌を与える頻度は、小さいうちは食べるだけ、大きくなったら一週間に一度。
- 拒食したら：一週間後に餌を与え、食べなかったらまた一週間後。それでも食べなかったら脱皮前の拒食期間に入った可能性大。焦らず気長に待ちましょう。
- どうやって脱皮するの？：仰向けになって脱皮します。
- 温度管理：適温は25℃から28℃
- 湿度管理：湿度管理は床材を湿らせるのが基本となります。湿った場所と乾燥した場所を作るようにして下さい。
- 照明は必要？：必要無し。
- 床材の交換頻度：1か月から2か月に1回。全体の1/3交換して下さい。
- 飼育に必要な物：飼育容器（ケージ）・保温器具・温度計・湿度計・床材・長いピンセット・水入れ
- 餌と種類：餌用コオロギ（ヨーロッパイエコオロギ・フタホシコオロギ）・餌用ゴキブリ（レッドローチ・デュビア）ワーム（ミルワーム・ジャイアントミルワーム）
- ペット・餌虫の臭い対策：おすすめは、除菌・消臭機能搭載、空気清浄機フジコーのブルーデオ。
- 注意する点：絶対に脱走させないこと。ハンドリングは厳禁！自然界の餌を与えない！餌虫の餌に注意！
チャコジャイアントゴールデンストライプニーいかがでしょうか？
おとなしく綺麗なタランチュラ。餌食いもよく、食べれば食べるほど脱皮して大きくなります。成長を楽しむのにもってこいの種類ですよ。
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