
マクラギヤスデは腐葉土や朽木を食べるため、落ち葉を分解する益虫として自然界で重要な役割を担っています。毒性は弱く、人への危険性は高くありません。飼育も比較的簡単で、小型ケースと腐葉土があれば初心者でも楽しめます。本記事では実際の飼育経験をもとに、餌・寿命・毒性・飼育方法・おすすめ用品まで詳しく解説します。
マクラギヤスデとは?特徴や生態

- 和名:マクラギヤスデ
- 学名:Niponia nodulosa
- ヤスデ網:オビヤスデ目:シロハダヤスデ科
- 体長:約2㎝前後
- 分布:本州より南
- 名前の由来:線路に敷いてある枕木に似ているから。
- 益虫と呼ばれる理由:落ち葉・腐食土・朽木を食べるので森の分解者である。
- どこにいるの?:私は自宅の畑の横に積んである30㎝程度の石の下にいました。朽木の下や落ち葉が積もった中にもいます。基本湿った場所にいます。根気よく探してみましょう。
マクラギヤスデの探し方
マクラギヤスデは、湿り気のある環境を好みます。そのため、乾燥した場所よりも、少し湿った場所を重点的に探すのがポイントです。
具体的には、次のような場所で見つかることがあります。
- 石の下
- 落ち葉が積もった場所
- 倒木や朽木の下
- 腐葉土がたまった林床
- 畑や庭の周囲にある石の下
石や倒木を持ち上げる際は、元の状態に戻して環境をできるだけ壊さないよう配慮しましょう。
下の写真は、畑の周りにある石の下で発見したマクラギヤスデです。 ☟


マクラギヤスデは毒がある?人に害はある?
Q. マクラギヤスデは毒液を出しますか?
A. はい、身を守るために刺激性のある体液(防御分泌液)を出すことがあります。
マクラギヤスデはムカデのように噛んで毒を注入することはありません。
Q. 素手で触っても大丈夫ですか?
A. 基本的には短時間触れる程度なら問題ないことがほとんどです。
マクラギヤスデは攻撃性が低く、人を噛むこともほとんどありません。
触った後は念のため石けんで手をよく洗いましょう。
Q. 子どもやペットがいる家庭で注意することは?
A. 誤って口に入れないように注意しましょう。
マクラギヤスデは人や犬・猫を積極的に攻撃することはありませんが、
- 小さなお子さんが口に入れないようにする
- 犬や猫が遊んで噛まないようにする
- 触った後は必ず手を洗う
マクラギヤスデの飼育に必要な物【一覧】
| 用品 | 必要度 | おすすめ |
|---|
| コバエシャッター | ★★★★★ | ◎ |
| 洗浄瓶 | ★★★★★ | ◎ |
| ピンセット | ★★★★☆ | 〇 |
コバエ対策には「コバエシャッター タイニー」がおすすめ


マクラギヤスデを飼育していると、餌や湿った床材の影響で、どうしてもコバエが発生・侵入しやすくなります。
そこでおすすめなのが、**「コバエシャッター タイニー」**です。
通気口にはコバエが入りにくい特殊フィルターが採用されており、ケース内への侵入を抑えられます。また、フタの密閉性も高いため、マクラギヤスデの脱走防止にも役立ちます。
コバエのストレスを減らして快適に飼育したい方は、飼育ケースとして「コバエシャッター タイニー」を選ぶとよいでしょう。
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床材(マット)は餌にもなる
マクラギヤスデの飼育には、**カブトムシ虫育成マット**がおすすめです。
この床材は、マクラギヤスデにとって住みかであると同時に餌にもなるため、常にケースへ入れておきましょう。
床材はケースの底に1~2cm程度敷けば十分です。マクラギヤスデは地表を歩くことが多く、あまり深く潜る習性がないため、厚く敷く必要はありません。
また、床材が乾燥すると活動が鈍くなるため、**洗浄瓶や霧吹きで軽く湿らせて適度な湿度を保ちましょう。**ただし、水を入れすぎるとカビやダニが発生しやすくなるため、床材がしっとりする程度を目安に管理してください。
我が家では、カブトムシ用の発酵マットを約1~2cm敷き、乾燥してきたら洗浄瓶で軽く加湿しています。この方法で問題なく飼育できています。
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エサ入れ

**我が家では、腐葉土や落ち葉を基本の餌としながら、おやつとしてキュウリやニンジンも与えています。**特にキュウリはよく食べ、夢中になってかじる姿はとてもかわいらしいですよ。
ただし、野菜を直接用土の上に置くと土が付着しやすく、傷みやカビの原因になるため衛生的ではありません。
そのため、ペットボトルのキャップや小さな餌皿を利用して与えるのがおすすめです。大切なのは、餌を直接土の上に置かず、清潔に管理することです。
食べ残した野菜は1~2日を目安に取り除き、新しいものへ交換すると、ダニやカビの発生を防ぎ、飼育環境を清潔に保てます。
霧吹きより洗浄瓶がおすすめ

床材を湿らせる際は、霧吹きよりも洗浄瓶がおすすめです。
霧吹きは水が広範囲に飛び散るため、餌入れに水が入り、餌が傷んだりカビが発生したりする原因になります。また、ケース全体が必要以上に湿り、湿度管理が難しくなることもあります。
一方、洗浄瓶なら必要な場所へピンポイントで給水できるため、床材だけを効率よく湿らせることができます。
爬虫類飼育用の長いピンセット
マクラギヤスデの飼育では、爬虫類飼育用の長いピンセットがあると便利です。
餌をケース内に入れるときや、食べ残した餌やフンを取り除く掃除の際に活躍します。手をケースに入れる回数が減るため、マクラギヤスデを驚かせにくく、衛生的に管理できるのもメリットです。
価格も手頃なので、飼育用品として1本持っておくと長く役立ちます。
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マクラギヤスデの飼育方法【実体験】

私はマクラギヤスデを**昆虫用プラケース(コバエの侵入を防げるタイプ)**で飼育しています。
飼育ケースには採集地の土・腐葉土・落ち葉を入れるだけで、自然に近い環境を再現できます。さらに、朽木を入れておくと隠れ家にもなり、餌としても利用されるためおすすめです。
また、苔(コケ)をレイアウトとして加えると湿度を保ちやすく、見た目も自然な雰囲気になります。
用土は乾燥させないことが大切
マクラギヤスデは乾燥に弱いため、**床材がカラカラに乾かないよう霧吹きで適度な湿度を保ちましょう。**ただし、水をかけ過ぎると蒸れてカビが発生しやすくなるため、湿らせ過ぎにも注意が必要です。
飼育温度
日本に生息するヤスデなので、春・秋は常温飼育で問題ありません。
ただし、真夏の高温には弱く、30℃近い環境では弱ったり死亡したりすることがあります。
飼育ケースは直射日光の当たらない風通しの良い場所に置き、夏場はエアコンの効いた室内で25~28℃程度を目安に管理すると安心です。
私が実際に使っている飼育用品
私が現在使用している飼育用品は次のとおりです。
- コバエシャッター タイニー(コバエの侵入・脱走防止)
- 生息地の土と苔
- 長いピンセット(餌や個体の移動に便利)
- 洗浄瓶(湿度管理に必須)
これらを揃えておけば、初心者でもマクラギヤスデを快適に飼育できます。
マクラギヤスデの餌

飼育下でおすすめの餌
マクラギヤスデは、腐葉土や朽木を主食としていますが、飼育下では補助食としてキュウリやニンジン、カボチャなどの野菜もよく食べます。
野菜を与える場合は、小さく切って食べ切れる量だけ入れましょう。食べ残しをそのままにすると、カビやコバエが発生する原因になるため、翌日までには取り除くことをおすすめします。
私の飼育では、**キュウリをよく食べる様子が観察できました。**一方で、基本的な餌は腐葉土や朽木なので、野菜は補助食として与える程度で十分です。
まとめ
マクラギヤスデは、**落ち葉・腐葉土・朽木などを食べて森の環境をきれいにする「分解者」であり、自然界では益虫として重要な役割を果たしています。**毒性はなく、正しく扱えば初心者でも安心して飼育を楽しめる多足類です。
飼育は難しくなく、コバエの侵入を防げる昆虫用プラケースに、生息地の土や腐葉土、落ち葉、苔を入れるだけで自然に近い環境を作ることができます。床材は乾燥し過ぎないように注意し、洗浄瓶で適度な湿度を保ちましょう。
餌は主に腐葉土や朽木を食べますが、**飼育下ではキュウリやニンジンなどの野菜もよく食べます。**食べ残した野菜はカビやコバエの発生を防ぐため、早めに取り除くことが大切です。
飼育ケースは直射日光の当たらない風通しの良い場所に置き、春から秋は常温で問題ありません。ただし、真夏の高温には弱いため、夏場はエアコンの効いた室内で25~28℃程度を目安に管理すると安心です。
私も実際にこの方法で飼育していますが、コバエシャッター・洗浄瓶・長いピンセットがあると管理がしやすく、初心者でも安心してマクラギヤスデの飼育を楽しめます。これから飼育を始める方は、ぜひ本記事を参考に、マクラギヤスデの魅力を観察してみてください。
マクラギヤスデが気になる方にはこちらの記事もおすすめ
マクラギヤスデに興味がある方は、同じように湿った環境で見られる生き物の記事もぜひご覧ください。



マクラギヤスデ飼育に必要なもの(お買い物リスト)
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