アオズムカデを飼ってみたいけど飼育方法が分からない・・・。
飼育するのは難しいのかな?
毒性は強いのかな?
特徴は?
小さいムカデを捕まえたけどアオズムカデの幼体なのかな?
万が一噛まれたらどうすればいいのかな?
こんな悩みを解決します。
アオズムカデの紹介
- 和名:アオズムカデ
- 学名:Scolopendra japonica
- ムカデ網:オオムカデ目:オオムカデ科:オオムカデ属
- 全長は70㎜~120㎜
- 分布:本州から南、琉球列島まで。山林から家の周辺とどこにでもいます。写真のアオズムカデは家の中に出没したので、ペットにお迎えしました。
- ムカデが家に侵入する理由:ムカデが家の中にいるゴキブリを求めて家に侵入してきます。
- 活動時期:春から秋
- 活動する時間帯:夜行性
- アオズムカデの寿命:約6年前後
- 毒性:日本のムカデの中でも毒性は強い方である。動きは俊敏、素手で触ると体をくねらせ一瞬で噛みます。私も噛まれたことがありますが、かなり痛みました。指は腫れるし、シカシカ痛くて、痒みや炎症が残りました。
- アオズムカデの特徴:アオズ(青頭)ムカデの名の通り、青っぽい頭と体が特徴で、足の色は黄色からオレンジ、赤い個体もいます。よく似たムカデでトビズムカデがいますが、頭が赤いのがトビズムカデ、青っぽいのがアオズムカデなので分かります。
左がアオズムカデ、右がトビズムカデ。頭の色が違うので分かります。ただ、足の色はどちらも黄色や赤色の個体がいるので、頭の色で判断しましょう。☟
- アオズムカデの幼体とトビズムカデの幼体はそっくりである。:トビズムカデの特徴は赤い頭。でも幼体は赤くないんです。つまりアオズムカデとそっくりなんですよ・・・。実際私も小さいムカデを捕まえて、飼育していたらだんだん頭が赤くなってきてトビズムカデの幼体だったんだなって分かりました。どっちか分からない場合はすこし大きくなるまで飼育してみましょう。
- 飼育難易度:低い(飼育しやすい)
アオズムカデに噛まれたら
アオズムカデの毒にはヒスタミンが多く含まれています。アオズムカデに噛まれたら、すぐに毒吸引器で毒を吸出し、毒の成分であるヒスタミンに有効な、ムヒアルファEXを塗りましょう。これが最強の対処法です。毒吸引器とムヒアルファEXは蜂刺されにも有効なので、昆虫採集やアウトドア、また、奇蟲を飼育する場合は、必ず常備して下さい。
注意1:毒吸引器なんかよりも口で吸い出した方が早いやん!これ絶対止めてね。口の中に毒を入れるようなもんです。
注意2:蜂刺されと同じで、人によっては呼吸困難や、じんましんのようにぼろぼろが出てくるなどアラフィラキシーショックの症状が出る場合があります。
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噛まれた後はすぐに治らず痒みや炎症が残ります。私も噛まれたことがありますが、ずっと痒くて赤く腫れていました。そんな時はステロイド成分や抗生物質の軟膏の出番です。
あればよかったと後悔する前に。痒みや炎症に効くベトネベートN軟膏を見てみる。☟
アオズムカデの毒性・毒はどこにあるの?
先ほどの紹介にも書きましたが、毒性は強いので、噛まれないよう十分注意して下さい。
ムカデの毒はどこにあるの?:口元の牙、顎肢(がくし)に毒があります。その牙に噛まれたら毒が注入されるのです。
「ムカデにかまれてみみず腫れになった。足にも毒針があるぞ」と言う方がみえます。それは間違いで、噛むときに針のような足でガッと獲物を挟み顎肢で噛みつくので、ムカデの足が皮膚に刺さり炎症するのです。
下の写真のムカデの口元にある黒い2本の牙が顎肢です。足先は針のように尖っています。
いかにもヤバそうな牙。カッコいいい!
アオズムカデの飼育方法
アオズムカデの飼育方法
昆虫ケースに床材を敷く
昆虫ケースは色々な物が販売されていますが、蓋の部分の網目の荒いケースで飼育すると脱走してしまうので注意しましょう。かく言う私も網目から脱走された経験があります。
床材は生体が落ち着くので入れてあげましょう。
温度管理
常温で飼育可能です。
20℃以上あれば年中観察できるので、温室を作ってやればどんな生体でも年中観察できるので重宝しますよ。
湿度管理
時々洗浄瓶で床材を湿らせてあげましょう。
注意1:床材がカラカラに乾燥していては生体が弱ってしまいます。
注意2:霧吹きを使うと生体に水がかかり、びっくりダッシュで脱走されるか、こっちがビビります。
洗浄瓶を見てみる。☟
餌を与える頻度と拒食
3~4日に一度。いらなければ食べないので、反応が無ければまた次の日に、それでも食べないならまた次の日とずらして与えましょう。
何日も食べない日が続くようであれば脱皮の可能性が有ります。脱皮前は拒食期間に入いるので、焦らず待ってあげてね。
ムカデは食べたければ食べるし、食べないときは満腹であったり脱皮前なので、飼育する側は分かりやすくてありがたいですよ。
アオズムカデの飼育に必要な物
アオズムカデの飼育ケース
アオズムカデは小さな隙間からも脱走します。湿度も必要なので、できるかぎり密閉性のいいケースをおすすめします。
◎おすすめアクリルケース トップクリエート アクリルケージS 200㎜×300㎜×150㎜
メリット:透明感が高くで観察しやすくカッコいい。タランチュラやサソリにもピッタリサイズ。
デメリット:少し値段が高い。
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〇おすすめクリアスライダー ラージ サイズ187㎜×267㎜×159㎜
メリット:値段が安い。蓋がクリアーで観察しやすくコバエの侵入を防ぎ、湿度を確保しやすい
デメリット:傷が付きやすい。
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アオズムカデの床材
床材に迷ったらムカデ専用にブレンドした土があるのでこれを使うと良いでしょう。臭いも控えることができるよ。
ムカデ専用 ジクラ ジョジョサンドを見てみる。☟
床材にキッチンペーパーを敷く方法もあります。
メリット:ダニが湧きにくい。床材代がかからない。
デメリット:汚れが目立ち頻繁に交換しないとすぐ臭くなる。キッチンペーパーの下にムカデが潜る。
左が床材を入れた飼育で、右がキッチンペーパーを敷いて飼育している状態。☟やはり臭いは床材を敷いた方が控えられますね。
メンテナンスに長いピンセット
餌を与える時や、水入れを交換する時。素早い動きをするムカデにビビります。こんな時は長いピンセットが重宝しますよ。噛まれる前にピンセットを必ず用意してね。
ステルスピンセットを見てみる。☟
水入れ
ペットボトルの蓋でいいので入れてあげましょう。
餌
餌は昆虫や動物性の餌を与えます。
特に虫が大好き。一瞬で狩りをする姿は迫力満点です。
コオロギやバッタなど野外で捕まえて与えてもいいですが、寄生虫やダニを持ち込む場合があるので、あまりおすすめしません。
ペット用の餌虫があるので紹介しますね。
〇餌用コオロギ
ヨーロッパイエコオロギを見てみる。☟
フタホシコオロギを見てみる。☟
〇餌用ゴキブリ
レッドローチを見てみる。☟
デュビアを見てみる。☟
蟲飼育の悩み【臭い対策】
蟲を飼育していると、やはり気になるお部屋の臭い。
飼育ケースを掃除しても何か臭いですよね。換気しても一時的だし芳香剤や消臭剤もすぐ効果が無くなってしまう。そんな悩みに、私が実際使用してみて消臭効果が高かった空気清浄機を紹介しますね。
人体やペットに影響のあるオゾン、イオン、次亜塩素酸などの放出はゼロ!医療機関や宇宙ステーションでも使われている、フジコーの光触媒。光除菌のブルーデオが、お部屋の空気を除菌・消臭してくれますよ。
ブルーデオの記事を見てみる。☟
【アオズムカデ 飼育】毒性?特徴?幼体は?噛まれたらどうするの? まとめ
- アオズムカデの毒性:日本のムカデの中でも毒性は強い方である。
- アオズムカデの特徴:アオズ(青頭)ムカデの名の通り、青っぽい頭と体が特徴
- アオズムカデの幼体とトビズムカデの幼体はそっくりである。どっちか分からない場合はすこし大きくなるまで飼育してみましょう。
- アオズムカデに噛まれたら、すぐに毒吸引器で毒を吸出し、毒の成分であるヒスタミンに有効な、ムヒアルファEXを塗りましょう。
- アオズムカデの飼育方法:昆虫ケースに床材を敷く・常温で飼育可能・湿度は多め・餌は3~4日に一度
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