メキシカンレッドニーを飼育してみたいけど飼育方法が分からない・・・。初心者でも大丈夫かな?
どこで販売されているの?
値段はいくらぐらいかな?
餌は何を与えればいいの?
刺激毛を飛ばすみたいだけど大丈夫?
こんな悩みを解決します。
それでは、メキシカンレッドニーの紹介から解説していきますね。
メキシカンレッドニーの紹介
- Brachypelma属
- 学名:Brachypelma hamorii
- 生息地:メキシコ
- 地表棲
- 体長:メス8㎝ オス約5㎝ レッグスパン18㎝前後
- 飼育温度:25℃~29℃
- 成長速度:普通
- 性質:おとなしいけど神経質。
- 人気度:花火のような模様で赤黒のド派手なタランチュラ。検索すればどこでも初心者向けで紹介されているので人気です。
- 餌食い:コンスタントに食べてくれる。極端な拒食は無い方。
- 毒性:少ない方だけど、毒が入り当然痛い。
メキシカンレッドニーの飼育方法
〇 飼育ケースに床材と水入れを用意しましょう
〇 温度管理:適温が25℃~29℃。
一年中エアコンで室内温度を一定に保つ方法が一番ですが、無理であれば温室を用意しましょう。
温室の保温は園芸用ヒーターがおすすめです。サーモスタットとセットで使用しましょう。設定温度を一定に保ってくれるので管理がすごく楽。
注意:ケースの底を、爬虫類用の底面パネルヒーターで温めると、床材の水分が蒸発して湿度が高くなり危険です。
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〇 湿度管理:湿度管理は床材を湿らせるのが基本となります。だいたい湿度60%~70%。湿った場所と乾燥した場所を作るようにして下さい。タランチュラが気に入った場所に移動できるからです。全て湿っていたり反対にカラカラに乾燥している環境で飼育するとストレスになる可能性があります。
〇 ケースの置き場所:寒いからと言って窓際の直射日光の当たる場所にケースを置かないよう注意して下さい。ケース内が高温になり危険です。
〇 日光浴は必要?:タランチュラに日光浴は必要無いので、無理に日光に当てなくでも大丈夫です。
〇 餌の与える頻度:幼体であれば二日に一度、食べなければ次に日、成体であれば一週間に一度、食べなければまた一週間後。
〇 拒食:タランチュラは食べたいときはべる。食べたくないときは全く食べません。脱皮前は拒食します。長い時は数か月なんてことも良くあります。
〇 床材の交換頻度:2か月に1回、1/3ずつ交換。いきなり床材を全部新しいのに交換してしまうと、ストレスがたまって体調を崩してしまうので注意。餌の食べカスはお団子にます。それを放置したままではダニがわいてしまうので早めに取り出して下さい。タランチュラの糞は液体状でピュ~ってします。そのままにしておくと不衛生なので、糞で固まった床材と一緒に取り除いて下さい。
〇 脱皮:タランチュラは脱皮して成長します。地表棲のタランチュラの脱皮は床材の上で仰向けになり脱皮します。初めて脱皮の姿を見た飼い主はびっくりしてかまいたくなるのですが、焦らなくて大丈夫。ゆ~っくり時間をかけて脱皮します。心配なのは、たまに脱皮の下手な個体がいます。それはうつぶせ状態で脱皮を初めてしまう子です。高い確率で脱皮不全となります。そうなったらそ~っと仰向けにしてやって下さい。脱皮後は体がふにゃふにゃなので、体がある程度固まるまで仰向けの状態でだら~んとしています。アダルトサイズになると一日以上動きません。というか動けません。決して弱っているのではありません。無理に反対向きにすると脚が曲がってしまったり最悪お星様になります。タランチュラの死因の一つがこの脱皮不全。命がけなんですね。
〇 脱走:万が一脱走したら、ニュースになるほど大騒ぎになってしまう可能性が有ります。厳重な環境で飼育して下さい。餌の脱走にも注意が必要です。販売されているコオロギやゴキブリが野生化すると外来生物となります。一部の地域では繁殖が確認されたとか・・・。生態系を崩す恐れがあります。管理には注意して下さい。
〇 ハンドリングはNG:YouTube動画でハンドリングをアップしている方が見えます。いくら毒性が低いからといってもまねしない様にしましょう。あくまで有毒種です。アラフィラキシーショックで救急搬送なんてことになったら大変です。ハンドリングは絶対ダメ。
〇 自然界の虫は与えない:自然界に生息する虫は除草剤や消毒の成分を食べているかもしれません。寄生虫が宿っている可能性もあります。間接的に摂取することになるので、絶対に与えないで下さい。
〇 餌虫に与える餌に注意:餌用のゴキブリやコオロギは雑食なので何でも食べます。その食べたものはそのままタランチュラの栄養になります。ネギ・ニラ・ニンニク等、刺激物を含んだ野菜、加工食品など添加物が入った物を餌のエサにすると、間接的にタランチュラの体内に吸収されてしまうので食べさせないようにして下さい。
メキシカンレッドニーの飼育に必要な物?
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飼育ケース
爬虫類用のケースがおすすめ。
理由は、一層カッコよく見えるからです。
●おすすめのケースは、アクリルケージS サイズ:幅20×奥行30×高さ15㎝。
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床材
地表棲のタランチュラを飼育する場合床材の厚さは2㎝~3㎝程度で良いでしょう。
床材の必要性は、湿度を保つためと生体がリラックスできるためです。
床材の交換頻度は2か月に1回、1/3ずつ交換でいいと思います。ただし、餌の食べカスはお団子にます。それを放置したままではダニがわいてしまうので早めに取り出して下さい。
あと、タランチュラの糞は液体状でピュ~ってします。そのままにしておくと不衛生なので、糞で固まった床材と一緒に取り除いて下さい。糞の回数は数日に一回程度なのであまり神経質になるほどではありませんが、衛生上きれいにしておくのに越したことがありません。
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自分で床材をブレンドする方法も紹介しますね。☟
水入れ
タランチュラは結構水を飲みます。水切れにより弱ってしまわないよう必ず入れて下さい。
また、いつ入れたか分からなような不衛生な水で飼育しないよう、新しい水に交換してやって下さい。
タランチュラが水入れをひっくり返さないよう、爬虫類用の水入れが安定していておすすめ。
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洗浄瓶
水入れに給水するときや、床材を水で湿らせるとき、霧吹きだとタランチュラに水がかかりかわいそうなので、洗浄瓶でそっと給水しましょう。
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温度計・湿度計
タランチュラを健康に保つため、温度と湿度の管理は必ず必要になります。
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長いピンセット
爬虫類用に販売されて30㎝程度の長いピンセット、これは餌やりに便利です。コオロギやゴキブリをピンセットで掴みタランチュラにそっと給餌して下さい。
脱皮殻などを取り除く際も生体との距離を保つことができるため重宝します。
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保温器具
一年中エアコンで室内温度を一定に保つ方法が一番ですが、無理であれば温室を用意しましょう。
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メキシカンレッドニーの販売先?
爬虫類ショップで販売されています。また、爬虫類即売イベントでも購入することができます。
探すより、ヤフオクやネットで購入した方がすぐに購入できます。
メキシカンレッドニーの値段は?
幼体で5,000円前後・アダルト♀で20,000円前後。
メキシカンレッドニーの餌は何を与えるの?
餌用コオロギか餌用ゴキブリ、飼い主の好みで選んで下さい。
餌用コオロギ
ヨーロッパイエコオロギ・フタホシコオロギが主に流通しています。ただし、コオロギは雑食で何でも食べ顎の力もあるので、生体を傷つけないよう、後ろ脚をカットし、タランチュラをかじらないようコオロギを少し弱らせてから与えましょう。食べなかったらすぐケージから出して下さい。
デメリットは、鳴くのでうるさい。あと、すぐ死にます。放置して腐敗すると結構臭い。
ヨーロッパイエコオロギ
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フタホシコオロギ
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餌用ゴキブリ
レッドローチ
レッドローチ:小型で動きが速く、床材に潜らないのでタランチュラの反応が良い餌です。
つるつるの垂直の壁を登ることができないので脱走も心配ないのがメリットです。
一方デメリットは独特の匂いで、部屋中が悪臭レベルの臭いで充満します。コオロギとは違った、足臭いにおいと油臭いにおいをたした何とも言えない臭いです。
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デュビア
デュビア:小さいサイズから大きいサイズまで手に入り、レッドローチと同じく壁は登れません。さらに匂いも少なく優良な餌です。
一方デメリットは動きがゆっくりでタランチュラがデュビアに気付かないことが有る。また、床材に潜るので、どこにいるか分からなくなってしまいます。
私はメスと比べればまだ動きが速いオスのデュビアを餌にして、メスは繁殖用にしています。さらにデュビアはお腹で孵化し子供を産むので勝手に増えます。見た目はオスはゴキブリですが、メスや幼体は羽が無く大きいダンゴムシみたいなのでまだ触るのに抵抗は少ないかもしれません。
一番臭わないほうですが、水分の多い野菜や動物性の餌を多めに与えたり、暑い時期は死骸を放置すると悪臭がします。やはり生き物なので臭いはします。
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刺激毛は大丈夫?
まず結論から言います。個人差はありますが、危険です。
メキシカンレッドニーは、腹部に刺激毛を持っていて、危険を感じると脚で腹部を蹴り細かい毛を飛ばしてきます。
その毛が空中に漂い皮膚に刺さると人によって症状はさまざまですが、激しい痒みを感じます。また、目に入ったら視力の低下や違和感が残る可能性もあり。
Grammostola属(ブラジリアンブラック・チャコジャイアントゴールデンストライプニー・ローズヘアータランチュラなど)は刺激毛をもっていますが、私は一度も飛ばされたことがありません。
Brachypelma属はちょっとケージに振動を与えたり、床材交換など行おうとするとバンバン刺激毛を蹴ってきます。そのせいで、すぐに腹部が無毛状態になってしまいます。
メキシカンレッドニー 飼育 販売?値段?餌は?刺激毛は大丈夫?まとめ
- メキシカンレッドニーの飼育方法:飼育ケースに床材と水入れ、保温器具を用意。温度管理は、適温が25℃~29℃。湿度管理は、湿度管理は床材を湿らせる。だいたい湿度60%~70%。ケースの置き場所:直射日光の当たらない場所。日光浴は不要。餌の与える頻度は、幼体であれば二日に一度。成体であれば一週間に一度。拒食したら、タランチュラは食べたいときは食べる。食べたくないときは全く食べません。脱皮前は拒食します。床材の交換頻度は、2か月に1回、1/3ずつ交換。糞はその都度取り出すこと。脱走させないよう注意。ハンドリングはNG。自然界の虫は与えない。餌虫に与える餌にも注意が必要。
- メキシカンレッドニーの飼育に必要な物?:爬虫類用のケース・床材・水入れ・温度計・湿度計・長いピンセット・保温器具
- メキシカンレッドニーの販売先?:ヤフオクやネットで購入した方がすぐに購入できます。
- メキシカンレッドニーの値段は?:幼体で5,000円前後・アダルト♀で20,000円前後。
- メキシカンレッドニーの餌は?:餌用コオロギか餌用ゴキブリ、飼い主の好みで選んで下さい。
- 刺激毛は大丈夫?:個人差はありますが、危険です。メキシカンレッドニーは、腹部に刺激毛を持っていて、危険を感じると脚で腹部を蹴り細かい毛を飛ばしてきます。 その毛が空中に漂い皮膚に刺さると人によって症状はさまざまですが、激しい痒みを感じます。また、目に入ったら視力の低下や違和感が残る可能性もあり。
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