【ダイオウサソリ 幼体 飼育】幼体の飼育は簡単?おすすめケージ?餌?

ダイオウサソリを幼体から飼育したいけど、飼育は簡単なのかな?・・・。
幼体の飼育方法・注意点は?
おすすめのケージは?
餌は何を与えるの?
他に飼育に必要な物は何があるの?

こんな悩みを解決します。

それでは、ダイオウサソリの紹介から解説していきますね。

目次

ダイオウサソリ紹介

たくさん食べて、お腹がパンパンなダイオウサソリの幼体。
  • 和名:ダイオウサソリ
  • 学名:Pandinus imperataor
  • クモ網:サソリ目:コガネサソリ科
  • 生息地:西アフリカ
  • 体長:20㎝~最大30㎝近くに達する世界最大級のサソリ。
  • 特徴:体色は黒。近縁種のチャグロサソリより、体の横幅が広く、ハサミは丸くて大きいので迫力がある。
  • 食性:昆虫・節足動物・小型脊椎動物等。
  • 飼育温度:アダルト(25℃~28℃)・幼体(30℃~35℃)
  • 湿度環境:70%~80%
  • 寿命:飼育下では5年~8年
  • 性質:大人しい
  • 毒性:尻尾の先に毒針を持っています。サソリに刺されると大変なことになると思われている方がほとんどではないでしょうか?実は、毒性は弱く、刺されても痒くなる程度。今のところ、人が重篤な状態に至った例は知られておりません。
  • 人気度:大人気。ワシントン条約サイテスⅡで保護されているので、価値が上がり値段も上昇している。
ペットボトルの蓋より小さい、ダイオウサソリの幼体

ダイオウサソリ 幼体の飼育方法と飼育に関する注意点

ダイオウサソリの幼体は飼育が簡単?

以前、ソイル(床材)が全て湿った状態で、ケース内は蒸れ蒸れ。掃除も気が向いたとき。飼育温度は28℃。結果この子は〇んでしまいました・・・。ごめんなさい。

結論から言いますね。

ダイオウサソリの幼体の飼育は、かなり難しいです

安易にお迎えしない方がよいでしょう。

少しでも不安であれば、成体をお迎えした方が無難です。

下記の飼い方で、一つでも当てはまるようであれば、〇んでしまうか、育っても大きくなりません。

  • 飼育温度は30℃以下。
  • パネルヒーターで直接ケージを保温している。
  • 餌はいつ与えたか分からない。
  • たまに床材を交換。
  • 床材はカラカラに乾燥しているか、逆にベチャベチャで蒸れている。
  • 飼育ケージの通気性が悪い。

ダイオウサソリの幼体 飼育方法と飼育に関する注意点

幼体からの飼育の魅力は、脱皮を繰り返し、だんだん大きくなっていく成長過程を楽しむことではないでしょうか。

どうしても幼体から飼育してみたいと言う方に、飼育方法飼育に関する注意点を紹介します。

  • 幼体の飼育温度は30℃~35℃。幼体は高温で飼育するのがベストです。注意:30℃を切らないよう管理して下さい。
  • 温室にケージを入れ、温室を保温すること。注意:ケージの下に直接パネルヒーターを敷いて温めると、床材の水分が蒸発し、ケージ内が蒸れ蒸れ状態になって危険です。
  • 餌は食べたいだけ与える。幼体のうちに食べたいだけ食べさせると、大きく育ちます。餌がいつでも食べられるよう、餌と一緒に生活している状態で飼育するとよい。注意:脱皮前は全く食べなくなります。脱皮時に餌虫の逆襲に合わないよう、餌虫は取り出して下さい。
  • 餌を与えたら次に日は床材を全部交換。毎日食べているようであれば毎日交換が必要。注意:見た目床材は汚れていないからといって、ずっと同じ床材のままでは危険です。糞で汚れ、床材からガスが発生しすぐに弱ってしまいます。
  • 湿度は70%~80%。床材は、好きな環境へ移動できるよう面積の半分を湿らせる。注意:床材は乾燥しすぎても、湿りすぎてもいけません。幼体は乾燥には非常に弱いです。反面、蒸れも苦手です。
  • 注意:コバエの侵入を防ぐ昆虫飼育用ケージで飼育する場合は、通気性が悪いので、ドリルか、はんだごてで穴を開け通気性を確保すること。
コバエの侵入を防ぐ昆虫用飼育ケース、クリアースライダーは蓋もクリアーで観察がしやすく、サソリの大きさに合わせ、部屋を仕切板で区切ることができるので便利ではあるが、通気性が悪いので写真のように、ケージの横と蓋に穴あけ加工が必要である。
脱皮後のダイオウサソリの幼体。脱皮前後は餌を食べません。

以上、最低この飼育方法を守っていただき、毎日健康状態をチェックして下さいね。

おすすめのケージ・飼育に必要な物・餌

飼育に必要な物リスト

ダイオウサソリの幼体、飼育に必要な物は

それでは順に、おすすめを紹介していきます。

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おすすめケージ

クリアースライダー

成長に合わせて、仕切り板で飼育部屋の大きさを変えられる、クリアースライダーがおすすめ。

コバエの侵入を防ぐ昆虫飼育用ケージで飼育する場合は、通気性が悪いので、ドリルか、はんだごてで穴を開け通気性を確保すること。

◎全面クリアーで観察しやすいクリアースライダー:幅18.1×奥行12.4×高さ11.2㎝

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昆虫ケース小

穴あけ加工は面倒だなあ・・・って方は、昆虫ケースの小サイズで十分でしょう。

蓋がしっかり閉まるケースをおすすめします。

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床材

奇蟲専用土

タランチュラやクモ、サソリ・ムカデ専用に作られた床材 ジクラ ジョジョサンド が安心して使えますよ。

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自分で作る床材

自分で作るぜ!って方は、バーミキュライト6割ピートモス3割(注意:酸性度無調整を購入すること):ダニ予防にくん炭1割(注意:入れすぎは嫌がります)の割合がおすすめ。

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毒吸出し器

万が一のために毒吸引器を常備しましょう。

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保温器具

ダイオウサソリ幼体の最適温度である30℃~35℃をキープしましょう。

パネルヒーターとサーモスタットが必要です。

簡易的な温室を自作して、温室内を温めるのがベストです。

※注意:パネルヒーターを直接ケージの下に敷くのは止めましょう。床材の水分が蒸発してサウナ状態となり危険です。パネルヒーターを、温室の壁に貼り付けると安全ですよ。

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パネルヒーターだけでは温度調整が難しいので、サーモスタットをセットすれば設定温度を保つことができるので安心ですよ。

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温度計・湿度計

健康維持のため、温度と湿度の管理は必ず必要になります。

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水入れ

ダイオウサソリの幼体は、たくさん水を飲みます。

水切れしないよう、毎日新鮮な水を与えて下さい。

幼体のうちは、ペットボトルの蓋で十分です。

飲みやすいよう1/3ほど側面をカットしてあげると、飲みやすすくなります。

    

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シェルター

ダイオウサソリの幼体は、シェルターがあると落ち着きます。

注意:重い陶器や流木などは、メンテナンスをするときに誤ってシェルターを落として幼体が下敷きになってしまったら大変です。軽い物にしましょう。

おすすめは、ミズゴケを軽く湿らせてケースの底面積の1/5ほど、ふわっと入れてあげるとよいでしょう。好きなようにもぐります。

ミズゴケを見てみる。

    

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爬虫類用ピンセット

爬虫類用に販売されて30㎝程度の長いピンセット、これは餌やりに便利です。

脱皮殻などを取り除く際も、生体との距離を保つことができるため安全です。

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洗浄瓶

床材を湿らせる場合、霧吹きはあまりよくありません。水がサソリに掛かるとびっくりさせてしまいます。

ピンポイントで給水できる洗浄瓶をおすすめします。

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ダイオウサソリの幼体、おすすめの餌はレッドローチです。

 レッドローチのメリット 動きが速く、床材に潜らないので反応が良い餌です。また、つるつるの垂直の壁を登ることができないので脱走も心配ありません

× レッドローチのデメリット 独特のにおい。足くさいにおいと、油くさいにおいをたした、何とも言えないにおいです。

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ダイオウサソリ 幼体 飼育方法 幼体の飼育は簡単?おすすめケージ?餌?まとめ

  • 和名:ダイオウサソリ
  • クモ網:サソリ目:コガネサソリ科
  • 体長:20㎝~最大30㎝近くに達する世界最大級のサソリ。
  • 寿命:飼育下では5年~8年。
  • 毒性:毒性は弱く、刺されても痒くなる程度。
  • ダイオウサソリの幼体は飼育が簡単?:かなり難しい。
  • ダイオウサソリの幼体 飼育方法:幼体の飼育温度は30℃~35℃。温室にケージを入れ、温室を保温。餌は食べたいだけ与える。餌を与えたら次に日は床材を全部交換。湿度は70%~80%。通気性が悪いケースは、穴を開け通気性を確保する。
  • 飼育に必要な物:ケージ床材保温器具温度計・湿度計水入れシェルター爬虫類用ピンセット洗浄瓶

飼育に必要な物 お買い物リスト

◎全面クリアーで観察しやすいクリアースライダー:幅18.1×奥行12.4×高さ11.2㎝

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