地中棲のタランチュラ、バブーンやアースタイガーと呼ばれている種類の飼育方法を紹介します。
この種類の飼育方法は、飼育ケースに土を半分ほど入れておけば勝手に穴を掘って巣を作ります。
なんとなく想像がつくと思いますが、土の中にタランチュラがいる状態での飼育となります。
つまり、ケースを覗いてもタランチュラは土の中なので見えない。土を飼育しているようなものです。
ではなぜこんなタランチュラを飼育しているの?と思われるでしょう。
理由の一つ、綺麗なタランチュラは地中棲に多いから、また、餌を与えるときや、ケースの掃除の時などその綺麗なタランチュラをお目にかかることができるのは飼育者の特権なんです。あと刺激毛を持たないのもいいですよね。
それでは地中棲のタランチュラの飼育方法を詳しく解説していきますね。
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地中棲タランチュラの飼育容器
深めの飼育ケースで飼いましょう。なぜなら、浅いケースだとタランチュラが巣穴から飛び出したときケースの外へ脱走してしまうからです。
深めのケースに土を半分ぐらい入れた状態が理想ですね。
おすすめは爬虫類ケース
タランチュラの品格を上げカッコよく飼育したければ、爬虫類用のガラスケースが一番ですね。メリットは、掃除のとき、土やフンと一緒に多少ゴシゴシ洗っても傷が付かないことですね。プラケースやアクリルは丁寧に洗わないと傷だらけになり透明感が失ってしまいます。
タランチュラのサイズに合わせて大きさを選びましょう。だいたいレッグスパンの二倍の幅は欲しい所です。
〇おおきいサイズのタランチュラに、ヒュドラケース3133S、サイズ:幅31×奥行30.4×高さ33㎝
ヒュドラケース3133Sを見てみる。☟
〇普通サイズ、グラスゾーン 20WH サイズ:幅22×奥行22×高さ20.5㎝
グラスゾーンを見てみる。☟
〇安心の深さ、ヒュドラケース1522、サイズ:幅15.5×奥行15.5×高さ21.8㎝
ヒュドラケース1522を見てみる。☟
〇小さいタランチュラに、ヒュドラケース1517、サイズ:幅15.5×奥行15.5×高さ16.8㎝
ヒュドラケース1517を見てみる。☟
観察しやすいクリアースライダー
上からも観察がしやすい全面がクリアーのクリアースライダーというケースもいいですよ。
デメリットは、コバエの侵入を防止するため細かい通気口しかないので、ドリルで穴を開けるか、半田ごてで溶かして穴を開け通気性を確保してやる必要があります。素材がプラスチックなので傷はどうしても付きます。
ケースの傷消しには研磨剤(コンパウンド)を使用するといいですよ。アクリルケースやプラケースにも使えます。
研磨剤を見てみる。☟
〇大きいサイズのタランチュラにクリアースライダー【ラージ】サイズ:幅26.7×奥行18.7×高さ15.9㎝
クリアースライダー ラージを見てみる。☟
〇小さいタランチュラや幼体にクリアースライダー サイズ:幅18.1×奥行12.4×高さ11.2㎝
クリアースライダーを見てみる。☟
コストパフォーマンス優先プラケース
いやいや地中棲は安いやつで十分って方は、コストパフォーマンスが高いプラケースですね。
〇大きめサイス:幅30×奥行19.5×高さ20.5㎝
パーテーションケース中を見てみる。☟
〇小さめサイズ:幅23×奥行15.5×高さ17㎝
パーテーションケース小を見てみる。☟
〇もっと小さい子たちに:幅18×奥行11×高さ14.5㎝
パーテーションケース ミニを見てみる。☟
おすすめしない容器
私個人的には100均のケースやお米を入れる容器、タッパーなどは、タランチュラが安っぽく見えるので使いません。
地中棲タランチュラの床材
床材はケースいっぱいに入れると、蓋を開けたとたんに脱走する可能性があるので、ケースの半分ぐらいまで入れましょう。
床材を入れたらすみっこに少し穴を掘ってあげると、そこから巣を作りだしますよ。
準備できたらタランチュラを入れましょう。その後いつまでも壁にひっついて穴を掘らなかったり。糸を出さず巣を作らないようであれば、土が合わないか、体調不良を疑いましょう。
水入れは、巣が出来上がってからの方がいいですね。工事中は水入れが掘った土で埋まってしまいます。
床材の種類は、バーミキュライト6割(無菌用土で安全)、ピートモス3割以上(無調整ピートモスを選ぶこと)、くん炭少々(ダニ予防入れすぎ注意)の組み合わせをおすすめします。
なんかめんどくさいなって方は、クモ・サソリ・ムカデ専用のジクラのジョジョサンドをおすすめします。専用なので安心して使えるよ。
ジクラ ジョジョサンドを見てみる。☟
床材の湿度
タランチュラの種類によって必要な湿度が変わってきます。飼育する種類を検索して調べてから飼育するようにして下さい。
タランチュラ飼育の基本ですが、霧吹きを使わないようにして下さい。いきなりシュシュってやると、タランチュラがびっくりして脱走したり走ったりします。
ストレスをあたえないよう、できるかぎり静かに給水してやってくださいね。
そっと水差しできる洗浄瓶がおすすめです。
洗浄瓶を見てみる。☟
地中棲タランチュラの餌
餌は、フタホシコオロギ、ヨーロッパイエコオロギ、レッドローチ、デュビア、ミルワーム。何でもいいです。
私がおすすめする与え方は、あらかじめ飼育ケースの中に餌虫が脱走しない程度の深さのあるプラケースを入れておき、その中に餌虫を入れておけば、好きな時に食べてくれます。
食べないのに餌を入れたままにすると、タランチュラの脱皮の時に反撃する可能性があります。勝手に巣の中でウロウロするのはなんか嫌ですよね。
フタホシコオロギを見てみる。☟
ヨーロッパイエコオロギを見てみる。☟
レッドローチを見てみる。
デュビアを見てみる。☟
ジャイアントミルワームを見てみる。☟
長いピンセット
噛まれないよう、互いの距離を確保するために長いピンセットが必要。
ステルスピンセットを見てみる。☟
万が一のために毒吸引器
タランチュラや他の毒虫等にも使える毒吸引器を常備することをおすすめします。
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飼育部屋の臭い対策は空気清浄機が一番
奇蟲や爬虫類等を飼育する方の悩みの一つ、ペットや餌虫の独特な臭いだと思います。
窓を開けて換気したいところですが、外出中はもちろんのこと、冬は室温が下がってしまうし、最近の夏はバカ暑いので無理。ペットが脱走する心配もあります。よって、常に空気清浄機を稼働させた環境が一番なんです。
私が実際使用し自信をもっておすすめする空気清浄機は、除菌、消臭もできてペットに悪影響を及ぼすオゾン・イオン・次亜塩素酸をいっさい放出しない安全な空気清浄機フジコーのブルーデオ一択です。
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【バブーン・アースタイガー】地中棲タランチュラの飼育方法 まとめ
地中棲のタランチュラには、オレンジ色のウサンバラオレンジバブーンやブルーの体色が魅力のコバルトブルータランチュラ、イギリスのタランチュラ協会が2014年に世界一美しいタランチュラとして選んだソコトラアイランドブルーバブーンなどがいます。
私が綺麗だな~っと思うタランチュラはだいたい地中棲なんだよね。
深めのケースで飼育しましょう。ケースに土を半分ぐらい入れた状態が理想
床材はバーミキュライト・ピートモス・くん炭の組み合わせでOK。いちいち作るの面倒であればジクラのジョジョサンドを使おう。
湿度管理は大切。
餌は反応した時に与える。食べ残さないよう与えすぎに注意。
地中棲タランチュラは綺麗な種類が沢山、糸まるけにして巣を作る様子も含めて楽しんでみましょう。
素早いタランチュラが多いので、くれぐれも脱走には注意して下さい。
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