ヨコズナサシガメは飼育できるのかな?
サシガメに刺されたら死亡するの?
飼育方法は?
飼育に必要な物は何?
餌は何を与えるの?
日本のアサシンバグ、黒・白・赤の体色でカッコいいヨコズナサシガメの紹介と飼育方法、刺されたら死亡する?ヨコヅナサシガメの危険性を解説していきます。
ヨコヅナサシガメの紹介
- 和名:ヨコヅナサシガメ(横綱刺亀)
- 学名:Agriosphodrus dohrni
- 昆虫網:カメムシ目:カメムシ亜科:トコジラミ下目:サシガメ上科:サシガメ科:ヨコズナサシガメ属
- 体長:約15㎜~25㎜で日本のサシガメの中では最大
- 特徴:体全体が艶のある黒で、腹部の縁が白黒の模様があり、足の付け根やお尻が赤くカッコいい配色である。
- 脱皮を繰り返し成長していきます。
- 生態:サクラ・クワ・クスなどの大木の穴や空洞化している場所に幼体が集団で生活しているのを見つけることができる。人の目線の高さぐらいの場所にいるので比較的発見しやすい。ヨコヅナサシガメの幼体は芋虫などを食べる肉食です。幼体から飼育すると脱皮の様子が観察出来て成長を楽しむことができるよ。
- 成体になると樹上を動き回り単独行動をします。※注意:お腹を空かした状態で飼育すると共食いします。
- 餌:自然界では芋虫や毛虫を捕食するので私は益虫と思っています。飼育下で芋虫を捕まえるのが困難であれば、餌虫として販売しているデュビア、レッドローチやコオロギを少し弱らせて与えて下さい。速い動きをする餌虫はサシガメがビビって逃げてしまいます。
- 捕食するときは、普段折りたたんでいる長いストロー状の口を刺して消化酵素を送り体液を吸う。
- 危険性:不用意に素手で触ると刺してくるので注意しましょう。私が何も知らな子供のころ捕獲し手に持っていたら刺されました。メッチャ痛い!激痛です。
- サシガメに刺されたら死亡する?:サシガメを媒介して人間に感染する病気シャーガス病は、寄生虫であるクルーズトリパノソーマが原因。症状は発熱・脳炎・心筋炎・膵臓や肝臓の腫れなどの症状が現れる怖い寄生虫である。しかし、この寄生虫は主に米国南部や中南米に分布し日本にはいないので心配無し。ヨコズナサシガメは日本で駆除対象となっていません。安心して下さい。
- 6月頃産卵→8月ごろ孵化→幼体で集団越冬→春に最終脱皮で成虫となる。
- 脱皮直後は真っ赤な体色ですごくキレイです。ぜひ飼育して真っ赤なヨコヅナサシガメを観察して下さいね。
- ヨコヅナサシガメの寿命:約1年。
幼体は集団で生活します。☟
脱皮直後の真っ赤なヨコヅナサシガメ☟
腹部もキレイな赤。☟
ヨコズナサシガメに刺されたら
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ヨコズナサシガメの飼育方法
飼育する温度は日本の気候に順応しているので常温でOK。ただし、飼育ケースは高温にならないよう直射日光の当たらない場所に置いてやってください。
餌は毎日新しい餌に変えて下さい。食べ残しは早く処理してあげないと腐ってえげつない臭いを発生します。
蟲飼育者に悩みの一つ部屋の臭い。
蟲や餌虫(レッドローチなど)が増えると何か部屋が臭くないですか?私も臭いに悩んでいたところ、スゲー空機清浄機を見つけました。
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ヨコヅナサシガメの飼育に用意する物
飼育ケースに床材入れ足場をセットしてあげましょう。
ヨコヅナサシガメの脱皮は足場にぶら下がって脱皮します。何も入れずに脱皮させると、脱皮不全で死んじゃうので必ず足場を用意しましょう。
ヨコヅナサシガメの飼育ケース
全面クリアーなアクリルケース
全面クリアーなアクリルケースが一番観察しやすいのでおすすめ。
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ヨコヅナサシガメの床材
ヨコヅナサシガメがひっくり返っても起き上がれないようではいけなので、床材を入れてあげましょう。
あと、床材を湿らせてあげることで湿度も調整出来て便利です。
私は床をササっと掃除したい派なので、キッチンペーパーを敷いて水で湿らせています。メリットは掃除が簡単。デメリットは見栄えが悪い。
奇蟲飼育には奇蟲専用の土があります。
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ヨコズナサシガメの足場
足場には鉢底ネット
簡単な足場は鉢底ネットを丸めてインシュロックで縛って立てかける方法をおすすめします。
メリット:鉢底ネットは何度も洗って使用できる。安い。ネットなのでヨコヅナサシガメが透けて見えるので観察しやすい。
デメリット:見栄えが悪い
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足場に天然流木をチョイスするとカッコいいぞ!
メリット:カッコいい。見栄えが100点。
デメリット:お値段が高い。
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コルク樹皮
メリット:一番自然に近い状態で飼育できます。
デメリット:裏に隠れると全く観察できない。コルク樹皮を飼育しているみたいになる。
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ヨコズナサシガメの餌
芋虫・毛虫
さあ!芋虫や毛虫を捕まえましょう。
芋虫はいいけど毛虫は毛が刺さると痒いので、爬虫類用の長めのピンセットを用意しておくと便利です。長めのピンセットは餌やりの時も重宝するので一本はもっていて邪魔にはなりません。
爬虫類用のピンセットを見てみる。☟
デュビア
メリット:動きがゆっくりで大人しいので安心して与えることができます。
デメリット:大きくなると3㎝以上になるので、他に与えるペットがいればいいのですが。いないようであれば大きくならないレッドローチをおすすめします。
デュビアを見てみる。☟
レッドローチ
メリット:大きくならない。
デメリット:臭い、動きが速いので弱らせる必要がある。
レッドローチを見てみる。☟
ヨーロッパイエコオロギ
メリット:体がやわらかいのでサシガメが食べやすい
デメリット:ジャンプしないよう後ろ足のカットと、反逆しないよう弱らせる必要がある
ヨーロッパイエコオロギを見てみる。☟
ヨコヅナサシガメ飼育方法/アサシンバグ/サシガメ刺されたら死亡 まとめ
- ヨコヅナサシガメ:カメムシ目サシガメ科でカメムシの一種。
- 体長:約15㎜~25㎜。
- 自然界では芋虫や毛虫を捕食する。
- 危険性:不用意に素手で触ると刺してくるので注意!
- サシガメに刺されたら死亡する?:サシガメを媒介して人間に感染する病気シャーガス病は、寄生虫であるクルーズトリパノソーマが原因。この寄生虫は主に米国南部や中南米に分布し日本にはいないので心配無し。
- ヨコズナサシガメに刺されたら:毒吸引器とムヒアルファEXを常備する。保冷材で冷やし、症状が悪化するようであれば病院へ。
- ヨコズナサシガメの飼育方法:常温で飼育OK。餌は毎日新しい餌に変え、食べ残しはその日に処理。
- ヨコヅナサシガメの飼育に用意する物:飼育ケース・床材・足場とシンプル。
- ヨコズナサシガメの餌:芋虫・毛虫。捕獲が無理であればデュビア・レッドローチ・ヨーロッパイエコオロギ。
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